羽曳野BROOM

2010年4月28日水曜日

古着屋ブログ研究 その①

 最近、ホームページ関連で面白いことを思いつき、それを試しているのですが、どこか惜しく間違えてたり、うまく設定出来てなかったりで、なかなか完成は迎えません。
むーん、新しいことをなかなか覚えられない年頃になってきたのでしょうか。

先日、もっちに聞いたのですが、以前の僕のアメブロは古着屋さんのブログとしては向かない発言が少し、波紋を呼んでしまっていたらしく、「個人的に」的なワードは付けているものの、ちょっと書き方が偉そうというか断定的で、何かと配慮が足らなかったと反省し、大変申し訳なく思っております。

このブログがどれほどの人に読まれているのかを把握出来てなくて非常に軽い気持ちで書いてしまい、実際には古着屋関係の方が思いの外読んで下さってたりで、その辺の自分の立ち位置などまだ全然理解出来ていなかったのと、意図としましてはここを読んでくれているある特定の人物に伝えたい内容だったことだったりしたので、その人物に口頭で伝えてしまったことで、そのまま放置してしまっておりました。

なので、今日はアメブロが古着屋さんのブログとして向かないと、僕が思っている理由を全力で書いてみたいと思います。

アメブロが古着屋さんのブログとして向かないと僕が思う理由、その最大の要因はGOOGLE検索において非常に不利であるというポイントです。

ブログには大きく分けて二通りのタイプがありまして、サブドメイン型とディレクトリ型というものに分別されます。

見分け方はURLですね。

例えばサブドメイン型のJUGEMですと
http://希望ID.jugem.jp/
というURLが割り当てられます。
逆にアメブロですと
http://ameblo.jp/希望のID/
というURLが割り当てられます。

このアメブロのタイプはディレクトリ型(他にLivedoorブログなど)というタイプで御座いまして、ブログサービス提供サイトのURLの後に希望のIDがくるようなタイプをディレクトリ型と呼びます。

わかりやすく(?)例えますと、サブドメイン型はJUGEMという街に「希望ID(このBLOGだとf-street)」という名前の一戸建てが建っているイメージです。
逆にディレクトリ型のアメブロですと、ameblo.jpという一等地に建つ、ドデカイマンションの一室(もっちブログですと、Amebloというマンション内にもっちの部屋がある)というイメージになります。
個人的には、ディレクトリ型を採用しているサイトはブログサービス提供の大元(アメブロやライブドア)を大きく見せようという強かな思惑を感じます。
逆に、サブドメイン型を採用しているところは、大元よりも、各ユーザーのブログを半独立させる事で優位性を出し、利用者を増やそうという事だと思います。

さて、この違いによる問題ですが、例え話の一戸建て、マンションをイメージして戴くと、世界最大シェアであり日本国内では二番目のシェアを誇るGOOGLEは検索結果を1戸につき3部屋までしか検索結果を載せてくれないのです。
同じ家からいくつもページ(部屋)を載せてしまうと、何を検索しても評価の高い大きなサイトのページ(一等地にあるどでかい家の部屋)しか上位に表示されなくなってしまって、検索エンジンとしての値打ちが下がってしまうので、それを防ぐ対策として、そういう仕様になっています。

なので例えば「古着屋」で検索した時、JUGEMを使用しているブログは、古着屋に関する事を書いてある全てのブログが検索結果に表示されます。
ところが、ディレクトリ型の、例えばアメブロを使用していると、「古着屋」で検索をした場合、アメブロ中の全ブログの全記事から3件しか掲載されません。

うまく説明出来ていないので、ピンと来ない方もおられると思いますので、画像を使って説明してみます。

例えばわかりやすくGOOGLEで「JUGEM 古着屋」と検索してみることにしましょう。

JUGEM

これが検索結果のキャプチャーです。
当然のことですが、JUGEMを使っておられる古着屋さんのブログが続々上位にヒットしてきます。
この画面だけでも、4ブログ5ページが該当します。
これはまあ「JUGEM 古着屋」で検索しているので、当然のことです。
この後も続々、JUGEMを使用しておられる古着屋さんのブログや記事がヒットしていきます。

では、「アメブロ 古着屋」で検索してみましょう。

アメブロ

1位は当然ながらアメブロを使用しておられる古着屋さん(LONG BEACHさん)のブログがヒットします。
当然ながら2位以降もアメブロを使用している古着屋さんのブログが来て然るべきなのですが、なんと、「ameblo.jp」ドメインのブログは全てこの一位のLONG BEACHさんのブログの関連ページという扱いになってしまい、それも三件が表示されただけで、あとのアメブロの全てのブログと記事は二重線「ameblo.jp」からの検索結果というところに格納されてしまっています。

これでは、よほどピンポイントの検索ワードで検索されない限り、GOOGLEからのリーチがほとんど望めません。

古着屋さんのブログですと、特定のブランド名や商品名での検索ヒットからのアクセスも、購買意欲の強い濃いアクセスという事になろうかと思いますが、例えば「リバースウィーブ」と検索しても、ディレクトリ型ブログを使用していると、例えばアメブロならアメブロ中のブログから「リバースウィーブ」のことを書いているうちの3記事しか表示されませんので、物凄い競争率です。

また、もうひとつ、アメブロは独自広告や人気ランキングなど、余計なリンクが突出して多く、その辺がSEO(検索エンジン最適化)においては、非常に不利な要素なんじゃないかと思っています。

ですが、アメブロは、初めてブログにチャレンジする人にも非常に使いやすくプログラムされており、またペタ機能や、いろんな内部リンクから、アメブロユーザー同士の行き来が物凄く活発だというメリットもあります。
mixiのようなコミュニケーションツールとして考えれば非常に優秀だと思います。

例え話で言うとアメブロとは、一等地に建つ、どでかい超高級マンションで、中は綺麗で機能的で住人の行き来や交流も多く、非常に住環境がいいというようなイメージでしょうか。

また、親会社サイバーエージェントが以前、GOOGLEさんの逆鱗に触れた過去があり、逆を返せば、それだけ熱心にSEOに取り組んできた結果でもあり、アメブロのブログは、その辺りの対策が非常に優秀だと思います。

なので、個人的には、個人のコミュニケーションツールやブログデビューとしてのソフトとして、アメブロは非常に、ずば抜けて優秀だと思いますが、ショップブログとして使用するには、デメリットの部分が痛すぎて、向いていないと思っている次第であります。

とはいえ、中には「検索エンジンからのリーチはいらない」という主義のショップもあると思いますので、考え方次第でどのブログが一番合っているかなんてのは変わりますので、僕が考える、一般的な考えとして、ショップブログとしてはディレクトリ型のブログサービスは不利だと思っていると受け取って貰えれば幸いです。

1時間半も書いてた・・・
早く寝よう。
おやすみなさい。

おわり。