羽曳野BROOM

2012年9月27日木曜日

第7回もっちのブラジル通信

どうも、ブラジルのサンパウロ州に留学中の僕です。

日本のように家に帰ってきて靴を脱ぐことなんかは、すっかり忘れました。

こちらは夏の訪れを感じており、最近は半そで、半パン生活です。
ここ一か月くらいは全く雨が降らず心配でしたが、今ちょうど久しぶりの雨音を聞きながらぽちぽちと記事を書いています。

日本は空気がジメジメしていますが、こちらは年中カラカラなので、暑くても日陰に入ると涼しいんですが、強い日差し、乾燥した空気。日本のジメジメした気候の方が肌には優しいと思います。今も唇が切れまくっており困っています。

こちらに来て7か月が経ち、留学生活もあと3か月もなくなり、そろそろ〆の時期に入ろうとしています。
帰国は11月の末から12月初旬の予定です。ビザの関係でもう少し滞在を伸ばせるので決めかねていますが、、、
次ブラジルに戻る時はいつになるか、全くわかりませんが、たくさんの友達にも恵まれ、いつか長期の滞在ではなく、短期で戻ってきたいなという気持ちはあります。ワールドカップや、オリンピックもありますし。

あと二か月と少し、悔いの残らないように過ごしたいです。

この時期8月、9月は日本の大学生は夏休みというわけで、同じ大学の同期の友達がブラジルに旅行に来たので、空港まで迎えに行っていました。

その時に日本からお願いして持ってきてもらったお土産がこちら。

チキンラーメンとたらこスパゲッティのソースを、、、
おいしくいただきました。
めちゃくちゃ食べたかったので(笑)

この時期になると、日本に帰ってなにをしようかなという楽しみもいろいろ考えるんですが、今考えているのは母の料理、お好み焼き、王将、サイゼリアに行きたい、食べたい、スーパー銭湯に行きたい、電車に乗ってどこかに行きたい、たくさん買い物をしたいと考えています。

食べ物は、基本主食は豆とインディカ米、生魚なんかは食べる機会はありませんし、日本食は限られたお金で生活をしている僕には高すぎて食べれません。

今住んでいる家に9人のブラジル人、そして日本人の僕で大学の近くに住んでいるんですが、これといって家には不満もなく、みんなで映画を見たり、サッカーの中継を見たり、ゲームをしたり、家にいれば誰かいるので退屈もしないのですが、シャワーしかないので湯船が欲しい、それだけが望みです。

そして毎日京都の大学まで電車通学だった僕には、あの電車のアナウンス、窓からみていた景色、座席の眠りやすさが懐かしく感じています。

服を買うなんてことを全くしていないので帰ってからいっぱいしたいです。

今日は5月ごろに行ったブラジルのリオデジャネイロのことについて書こうと思います。

Rio de janeiroは日本語に直訳すると‘一月の川‘という意味です。
南米を代表する観光地として知られ、都市としての大きさもブラジルで2番目に大きな都市、2016年のオリンピック開催地です!!!

綺麗な砂浜、そのすぐそばには丘、また、1950年代までブラジルの首都だったため、過去にたくさんの黒人奴隷などが入植し、少々アフリカ文化、ブラジルの文化が混じった、ほぼ年中常夏、そして毎年2月に行われる盛大なカーニバル、ブラジルらしさの詰まった都市だと思います。

ここはコパカバーナ海岸です。リオにはボタフォゴ、イパネマ、コパカバーナの三つの有名な海岸があるますが、日中ならコパカバーナが一番きれいだと思います。

そしてリオで一番有名なんじゃないかというこちら。

コルコバードのキリスト像、街の離れたコルコバードの丘に位置します。
丘まで登った後にはボタフォゴ、イパネマ、コパカバーナの三つの有名な海岸が一望できます。


といっても、あまりわかりにくいかと思うので、旅行会社より画像を借りました。


こんな感じです。

ここで一つリオに行って一番いい経験したかったことが出来たので書いてみようかなと思います。

みなさんファベーラという言葉をご存じでしょうか?
ファベーラとは俗にいう貧民街、スラムです。
ブラジルのいたるところにあり、不法占拠地帯として勝手に空いてる土地に貧しい人たちが家を建てて暮らしている地域のことです。
狭い地帯にたくさんの人が住んでいるため中は迷路のようで、きちんとした建築技術で建てられた家でもなく、斜面などにファベーラは作られることが多いので雨が降ると地すべりで流されてしまうことが多いようです。
盗電なんかは当り前です。治安は良くないです。特に犯罪に占める青少年の犯罪が多く、
今ブラジル政府がなんとかファベーラをよくしようと頑張っている次第です。
特にリオのファベーラは国内最大でよく映画の舞台なんかにもなっています。
リオに住む四人に一人、五人に二人はフェベーラに暮らしているといわれています。

シティーオブゴット、シティーオブマンなんかはツタヤでも扱っているのでぜひ見てみてください。
ファベーラのことがよくわかると思います。

百聞は一見にしかず、というわけでフェベーラへ行ってきました。
といっても丸腰で行くには怖すぎるので、ファベーラのツアーがあったので参加しました。
ツアーの参加者が支払う参加費はファベーラに住む子供たちの学校の施設費などとして利用されるそうです。
日本円で2000円くらいでした。

本当にファベーラの中は迷路のようで一度入ると抜けれる気がしません。
安易に足を踏み入れると出れなくなります。(マジです)


中は薄暗く、下水などもしっかり設備がしていないため、衛星状況もよくありませんでした。
ブラジルの埋もれている部分を見ることが出来てよかったです。

といっても、ファベーラに住む人がすべて悪い人というわけではありません。
リオに仕事を探しに来てお金もなく、住むところのない人はファベーラに住むほかないようですし、お金を貯めるためにファベーラに住んでいる人もたくさんいるようです。
また、ファベーラには年中世界各国の有名サッカークラブのスカウト達が目を配っているようです。

ファベーラの貧困からサッカー選手になり、お金を海外で稼ぐというのはブラジリアンドリームであり、代表入り、成功している選手はたくさんいます。
例えば元ACミランのジーダ、元レアルマドリードのロナウド、元インテルのアドリアーノ、海外での活躍がなくてもブラジルのサッカー選手にはファベイラ出身の選手がたくさんいます。

という感じで今回の僕のブラジル通信を終わらせてもらいます。

では。