羽曳野BROOM

2013年4月25日木曜日

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

今年に入り、読書をする年にしようと意気込んでいたわけですが、今も続いています。
今回は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」をチョイス。

もうかなり前にヒットした本ですね。



個人的に会計学にはかなり興味があり、高校の時、進路選択をする時に医療系に進むか会計学を学べる方面に進むか悩んだ記憶があります。

あれ、高校生で進路を選ぶとか酷ですよね。やりたいことなんかわかりっこない。
僕はかなり遅い方だとは思いますが、30もだいぶ過ぎてからようやく、人生の目標とか方向性が定まって来た気がします。

さて、さおだけ屋はなぜ潰れないのか。
実際には、悪徳さおだけ屋の摘発が何度もニュースになっており、この本に書いてある事が十分な取材を経られたものではないのではないのかとは思いますが、会計学のノウハウ本としては非常に読みやすくわかりやすいです。

ここで書かれているさおだけ屋とは、金物屋さんが副業でさおだけ屋をやっているからという結論で、このご時世、金物屋さんが見当たらない状況ではなんとも時代錯誤な気もしますが、例え、ここで書いてある通りだとしても、果たしてそんな商売が成り立つのかは甚だ疑問ではあります。

という事でタイトルに期待して読むと、ややガッカリするかもしれません。

続くガラガラなのに潰れない高級レストランの話もしかり。
料理教室やソムリエ教室で稼いでるからということですが、取材をされているわけではなく、想像上のザックリ計算だし教材費なんかも無視だし、とても書いてあるビジネスモデルが成功するようには思えないのですが、しかしながら、連結経営の勉強、考え方という面では非常に参考になります。

即ち、この場合、その辺の細かいところに天邪鬼的に突っ込むのはナンセンスであり、会計学の本と思って読めば、非常にわかりやすく会計専門用語を学べ、初歩的な会計学から見た経営学も学べます。

会計学や経営学を少しかじってみようかな?という人にはオススメです。
但し、くれぐれも悪徳さおだけ屋さんにだけはご注意ください。

おわり。