羽曳野BROOM

2015年2月24日火曜日

丁寧に暮らすための一冊。POPEYE2015年3月号「部屋と料理」

POPEYEの3月号は「部屋と料理」というなんとも魅惑的なタイトル。



表紙デザインも素晴らしく、思わず手に取りました。



今月や来月は新生活が始まる月で、インテリア特集が始まりますが、POPEYEのインテリア特集は整然とゴミ一つない空間を紹介するのではなく生活のバックボーンが見えて楽しいです。


個人的にいいな、と思うのはこうしたワークスペースのある空間がたくさん取り上げられている事。



男の子の持つ秘密基地への憧れを掻き立てられます。

インテリアには俄然興味がありますが、ワークスペース、書斎のインテリアを考えている時が1番楽しいです。


こちらは東京目黒の古着屋ジャンティークにお勤めの方のお部屋です。
ヴィンテージ古着とアンティーク家具の空間。
僕達が大好きな感じ。


表紙からしてそうですが、断捨離で物を減らしてスッキリ暮らしましょう!ではなく、好きな物に山ほど囲まれて楽しく暮らしましょう!というスタンスが超好きです。


絵なんて使わないから捨ててしまえ。
1シーズン着なかった服はもう二度と着ない!

なんて嘘でしょう。
着ますよ、ジッサイ。

確かに体いくつあんねん!てぐらい服が溜まりきっていますが、それに囲まれてるから楽しいんです。

効率を意識して、必要最低限の中国製の服を着て何が楽しいねん!と僕のような浪費家は思うわけです。


また、いずれも古民家だったり古いマンションだったり、アジのある部屋が取り上げられているのも特徴です。

そこに歴史があって、朽ちて行くものと向き合って寄り添って暮らされている感が最高です。

◯億するマンションに惹かれないひねくれた我々にはこういうスタンスで手間暇をかけて時間をかけて丁寧に暮らされている雰囲気は憧れですね。


そしてインテリアに料理を組み合わせたのがPOPEYEの素敵なところ。

衣食住すべてをリンクさせて魅せる。
素晴らしいです。


お料理もクックパッドを見ればわかるようなレシピが書いてあるのではなく、その料理の物語がギッシリと書かれています。


生活に寄り添いますね。

丁寧に暮らすためのノウハウが書かれているといっても過言ではありません。

文字通りおなかいっぱいの一冊。
これは買いの一冊です。

POPEYE(ポパイ) 2015年 03 月号 [雑誌]
  • 作者:
  • 出版社:マガジンハウス
  • 発売日: 2015-02-10