羽曳野BROOM

2012年3月1日木曜日

50's Hathaway Viyella Shirts

JUGEMテーマ:ビンテージ 古着


・50's Hathaway Viyella Shirts
先日よりシャツシャツ言うとりますが、それもこれもキッカケはこのシャツでした。

HATHAWAY VIYELLA SHIRTS

見ての通りの黄色と言うよりはからし色って感じのオープンカラーシャツです。
見た目の素材感なんかは古めのボーリングシャツみたいなレーヨンに似た感じですが、コイツはちょっと違います。

ハサウェイビエラシャツ

先日、掲載しましたBROOKS BROTHERSに並ぶアメトラの名門Hathaway(ハサウェイ)の、これまた名品Viyella Shirts(ヴィエラシャツ)です。
年代的には50'sぐらいのもののようです。

元々は、1837年にアメリカ合衆国メイン州で創業した男性用シャツ製造業者で、南北戦争に従軍した北軍兵士の制服シャツを生産したとされています。2002年で工場閉鎖した為、比較的近年まで存在しましたが、現存はしていません。

HathawayはOLD&NEW WITH TRADITIONALさんや、Workersさんのようなトラッドな服好きとして名高い方々もファンでいらっしゃられ、上記紹介されております通り、マチ部分にHの刺繍の入る、古めのB.D.シャツが非常に有名でもあります。

ですが、このViyella Shirtsも名品として名前が通っており、当時は上級品のような扱いだったようです。
ちなみにこのViyellaという生地は、ウール55%コットン45%の混紡生地で、フランネルのような毛羽立ちを押さえ、またウールに比べるとサラッとした肌触りに良さやコットンの混紡による丈夫さに長けた生地です。

比較的、高級なメーカーで使われていたらしく、Viyellaの商標表示にその格式を垣間見る事が出来ますが、ちなみにこれはイギリスのウィリアムホーリンズ社の商標名だそうで、正式にはViyellaの商標がタグに表示されているものだけをViyellaシャツと呼ぶようです。

ヴィエラシャツで検索すると、コットンヴィエラシャツとか、ヴィエラフランネルシャツとか、国内メーカーの製品がたくさん出てきますが、これらは厳密にはヴィエラシャツではないという事なんですね。

Hathawayと言えば、B.D.シャツのマチ部分のH刺繍がディテールとしては有名ですが、ボタンが三つ穴ボタンという所も特徴の一つで、このシャツも三つ穴のボタンが使われています。

と、ディテールや歴史だけでも素晴らしく魅力のあるシャツですが、ここまでは前フリ。
コイツの本気はココ。

バック刺繍

アメトラなHathawayのViyella Shirtsにこの刺繍。
サーベルと動物の角と、馬の刺繍でしょうか。非常に民族的なものを想像させるスーパーナイスな刺繍入り。
しかも文字も上下に入っており、フォントも素晴らしくかっこよろしく、また刺繍としてのバランスも抜群。

それがシャツとして覇者のからし色のボディーに入っているというのがまたたまりません。
プリントはアラブ系のコミュニティのモノだそうでして、そんな背景も素晴らしく魅力的です。
シャツの覇者。

何ヶ月も前にJAM TRADINGさんのショッピングページ(Jam-ing)で発見し、ずっと欲しかったのですが、先日、お買い物した時に必ず頂ける500円クーポンが、2000円分のクーポンになるチャンスに当選し、2000円分のクーポンをゲットしましたので、これ見よがしに購入しました。

ちなみに今回も、例の段ボール箱で送られて来ましたよ。
こういう手を抜きがちな部分に気が利いているのは本当に嬉しい。
これで2つ目獲得。
こういうのって、一つであるより、いくつも並んでいた方が壮観なので、もっともっと集めたいです。

おわり。