羽曳野BROOM

2015年1月29日木曜日

HELLER'S CAFE「1939 Varsity Baseball Letterman Jacket」

昨日の記事が前振りになっておりますので、未読の方は是非、昨日の記事も読んでくださいましたら幸いです。
VINTAGE KING(ワールドフォトプレス)

さて本日は、そんな既にややネタバレなコチラ。


ん?


オオーーーーーーーッ!!!!!

昨日のビンテージキングに載ってるやつじゃないですかー!!


まあ、勿論、そんなわけはありません。
そんなお金があれば住宅ローンの繰り上げ返済します。

こちらはビンテージキング、ラリー・マッコイン氏のコレクションである野球チームのグラデュエーションジャケットを復刻したレプリカ。

書かれた名前や描かれた絵などは全てプリントで入れたそうです。

価格は34,000円(ぐらい)。


兼松英一さんも勿論。

野球しているプリントも秀逸。

素晴らしい出来。


我慢しきれず、この日着ちゃったので着ジワが気になりますが、オオーーーーーーーッ!!!!です。


ベイツというチームみたいですね。


ちなみにシーズンは6勝3敗で優勝しています。

タグは撮り忘れましたがヘラーズカフェのタグが付きます。元はダブルワークスかなんかのものみたいです。

いやー、これは素晴らしいレプリカ。
正しいレプリカです。

レプリカにはヴィンテージ好きとして一過言あって、最近のレプリカの名のもとにコピー商品を作るのはどうかと思っています。

こうした今買えば信じられないぐらいの価格になってしまうものを、ラリー氏のブランドが自らのネームを入れたタグをつけて売るのは正しいレプリカの姿ではないかと思います。

一方、ビンテージ市場に多数現存するアイテムをレプリカの元にタグやボタンなど細かいディテールまで模造して本物と見かけは瓜二つに作り、中には品質的には劣化版だったり中国で作ったりして、それを元のビンテージアイテムと変わらない値段や、中にはそれ以上の値段を付けて売ってしまうのは商業的にはホワイトではないと思いますし、何より将来のビンテージ市場を思うとガッカリとしてしまいます。

ややインパクトのある言葉を借りるなら、それはレプリカじゃなくコピー商品だと僕は思うのです。

例えば、著作権の切れている小説を僕が自分で考えたかのような感じでここのブログに書いても合法ですが、それはやっぱりホワイトではないと思うのです。

まあ、かと言って世の中真っ白なことばかりではありませんし、WEBの世界なんかいかにグレーなことをホワイトに装ってやるかの勝負みたいなところもあるので、それはダメ!!とは言えないのですが、個人的にこの事はビンテージが好きな人間として残念に思っているのです。

将来の古着屋さんには、もしかしたらそうしたアイテムが日本語表記の品質表示のタグだけを切って、本物として販売されてしまう可能性やディーラーがそうしてバイヤーに売りつけてしまう可能性も否めません。

WAREHOUSEもカッパーキングを復刻されていて、WAREHOUSEとヘラーズカフェは凄いブランドだと思っていますが、カッパーキングは今の所見てみないふりをしています。
WAREHOUSEの品質は本当に高いと思うので、カッパーキングのパッチに「COPPER KING PRODUCT BY WAREHOUSE」とか入ってたら、これはもう僕としては「カッパーキングをこの世に甦らせた!!」と、大絶賛なのですが、とにかくさておきヘラーズカフェ素晴らしい。

他のアイテムまで詳しい事はわかりませんが、少なくとも僕が見た商品や読んだ本からは素晴らしいという印象を受けていて、ヘラーズカフェのアイテムを検索したりしています。

こういうアイテムがまた復刻されるならまた買うと思います。

ちなみにこちらのグラデュエーションジャケットは多分、値段ついたら何十万もするんでしょうね。

昨日紹介したVINTAGE KINGにも、KING OF VINTAGEにも掲載されています。

ヴィンテージ・キング (ワールド・ムック1033)
  • 作者:ラリー・マッコイン
  • 出版社:ワールドフォトプレス
  • 発売日: 2014-06-23


King of Vintage No.1:Heller’s Cafe
  • 作者:田中凛太郎
  • 出版社:CYCLEMAN BOOKS
  • 発売日: 2009-12-24
に・・・にまんごせんえん!?!?!?

KING OF VINTAGE、えらい事なってますね。
僕も持っていますが25,000円なら余裕で売ります。

おわり。