場所は南船場。
南船場とは言いましても東急ハンズの裏側のエリアで堺筋に近いところにあり、古着ファンがイメージする南船場からは少し離れた場所にあります。
このビルの奥に入っていくと1階105号室が古着屋「SLOWLIFE&CO. 」となっています。
ここ。
SLOWLIFE&CO. さんは最近、主流となりつつあるノンジャンルの古着屋ではなく「クリーンにタウンユースでVINTAGEを着る」をモットーにしておられ、王道の古着を現代感覚で着こなす提案をされている王道でありながら新感覚の古着屋さんとなっています。
古着屋「SLOWLIFE&CO. 」さんはWEBショップにも注力されており、店内はそのショールーム的な意味合いもあるそうで、店舗面積はそれほど広くないものの、スペースを大きく使われており、実際の広さ以上に広さを感じるゆったりとした空間になっています。
僕が気になったこちらのジャケット。
超格好良かったのですが、昨年末のM-1グランプリで銀シャリが優勝した今、「はしもと」姓の人間がこのジャケットを着るにはおおいに勇気がいります（笑）
こちらですかね。➡
「イギリス軍事病院にて負傷した軍人に対し支給していた、『ホスピタルジャケット』」だそうなのですが、是非、上記商品ページを一度見て頂きたいのですが、このアイテム一つにとても丁寧な説明文が加えられており、この洋服はどこのどういったものなのか、そして「さらに襟裏にも山形のステッチを走らせています。着用するとその綺麗なラインをさらに実感していただけると思います。」など、実際に着た時の雰囲気なども事細かに説明されており、とても親切でオーナーである山村さんもとい、やっさんの人柄が出た素晴らしいお店です。
このウールリッチの看板は売り物なのだろうか、
聞くのを忘れてしまったな。
現在30歳（今年）であるオーナーのやっさんは元々、Born in N.Y.や地元名張の古着屋で合計8年の経験を積んで古着屋をオープンされており、Born in N.Y.時代には僕もお世話になっていたことがあり、今回のオープンに際して以下のようなメールをくださいました。
「余談にはなるのですが、実は元々Born in N.Y.でお世話になっていたことがあり、翔さんとアメ村店で立っていた時一真さんに一度お会いしたことがあるんです。覚えてらっしゃるかわからないですが、その時U.S.ARMYのPWのステンシルが入った30’Sのカバーオールを見せて頂いて、興奮したのを覚えています。笑」
あの時、僕は雑誌の撮影のため大荷物を持っていて、アメ村をめぐるのに邪魔だったこともあり、ワガママを言って荷物を預かってもらってアメ村巡りをしていて、その時に上記、カバーオールをとても気に入ってくださり、というかほんまに興奮しておられ、「帰ってこられた時、僕着てるかもしれないです！」とか言っておられ、この人は本当に服が好きなんだなと思った記憶があります（笑）
店内にもそうしたところを垣間見られるところが随所にあり、服をとても大切にされているところが滲み出ています。
この日は地元に後輩が二人来店しておられ、ほんまに古着が好きな優しい近所のニイチャンが古着屋になったみたいな感じなんやなって雰囲気です（笑）
まあ、とにかく心地の良い空間。
僕が古着屋さんととても大好きなキッカケになった元BIGMANで現在は堺市の浅香山でたこ焼き屋「ichi」を営む徳永君の言葉
「古着屋は喋りに来るとこっすよ」
と同じ言葉を話しておられ、僕の若い頃にもこんな古着屋さんがあったらなぁ、と後輩たちを羨ましく思いました。
またこの日、ボーン時代の先輩、当時の店長大島さんも来店され、当時の懐かしい話に花が咲きました。
当時、僕が半額セールで買ったパンツが本当はとても欲しかったと言われて、とても嬉しくなり、と同時にまたそのパンツへの思いが燃えてきたので、きっと今年、僕は履きまくると思います（笑）
そのパンツ➡40's PAY DAY BLACK COTTON PANTS
なんか中途半端な紹介しかしてなかったんだな。
また今度、やります。
そんなわけで、人柄がお店にも溢れているような素敵なお店古着屋「SLOWLIFE&CO. 」。
とても良い物を取り扱っており、僕より年上の先輩方も、そして、やっさんの人柄や深い知識に触れられるので、学生さんなどの若いみなさんにも足を運んでほしいお店です。
なお、オンラインショップにかなり注力されており、こちらで見て、実際に着てみたくなった洋服などはあらかじめご連絡すると店頭に用意してくださるそうなので、オンラインショップも要チェックです。
古着屋「SLOWLIFE&CO. 」のショップ情報は下記より。
➡SLOWLIFE&CO.（南船場・新町）：大阪古着屋データベース
