ブラウンデニムといって、あまりピンと来ない方もおられるかと思いますが、ブラウンデニムなんです。
この雰囲気ヤバめのパンツ。
ビンテージではなくラルフローレンの高級ラインRRLのものです。
タグのデザインと雰囲気もヤバめ。
RRLはラルフローレンはんがヨーロッパでヴィンテージジーンズを買おうとしたら日本人バイヤーに掘られ尽くしていて、それにブチ切れたラルフローレンはんが、それなら自分で作ってやろうと立ち上げたブランドです。
これだけでも想像が出来るように加工物の中では最高峰。僕を含め加工物を嫌いがちなヴィンテージラバーが唯一、別格として認識しているブランドです。
そのRRLのブラウンデニムパンツ。
感じ的にはブラウンダックのようなゴツい手触りの肉厚なコットンパンツです。
RRLのものには中国製もありますが、こちらはMADE IN USA。
素材は100%コットンです。
となると、肉厚なコットンパンツといったところなのですが、ポケット裏に押されたスタンプを見ると…
こちらも雰囲気ヤバめのスタンプを押してありますが、内容を読み解くと、MADE IN USAで、日本で織られた最高級のセルビッチデニム生地を利用してますよとのこと。
そうセルビッチデニムなのです。
インディゴ染めする前の生地をブラウンに染めてるのか、もしくは後染めしているのかですが、知識がないので正しくはわかりませんが、恐らく先染めでしょう。
恐らく産地は児島でしょうか。
つまりアメリカと日本の合作。
日本で調達した生地をアメリカで製造する。
既に完璧です。わざわざコストをかけてでも素晴らしい製品を作ろうという姿勢。素晴らしい。
反対のポッケには洗濯表示。
こちらも雰囲気ヤバめ。
裏側も超絶かっこいいパンツなのです。
ところどころに入れられたリペア加工も計算されていて雰囲気を醸し出しています。
バックスタイルもヤバし。
ポケットの細部にもリペア加工が入っていて、これは非常にリアルでよく考えられています。
ただ、非常に肉厚なパンツなので、人為的な力を加えなければこんなところにダメージ行くような生地ではないので、そこはリアルじゃないですが、だからといってさすがに生地が薄くなってては元も子もないので、これで良いのでしょう。
個人的にはリペア加工はいらなかった気もしますが、でもそれ込みで素晴らしい雰囲気。
その雰囲気を醸し出しているのは、実はこうした加工以上に、細部まで徹底的にこだわられたディテールにあります。
すでにパッチやセルビッチ、ポケット裏に日本での生地調達など特筆すべきポイントがたくさん出てきましたがまだまだ!です。
バックには針刺しシンチバック付き。
生地がスーパー肉厚なので、針が通りませんが。
リベットやサスペンダーボタンも雰囲気がすんごい。
ほんまにRRLはレプリカじゃなく、リアルヴィンテージですねぇ。
リベット裏には生地に負担を掛けないようにレザーが当てられてたり。
くーっ!!!どこまで素晴らしいねん!ラルフローレンはん!
と、唸らされまくります。
とんでもないこだわりが詰まったパンツです。
元は定価いくらだったんでしょうか?
それを日本のサルベージとかいう古着屋で9800円で売ってたとか知ったらラルフローレンはんもこけますね。
ブログに書けとうるさいのでもう一回言います。
豊崎のサルベージで買いました。
なんなんすかね、あそこ。いつも、小谷のとこではなんも買わんとこ!と決めて行くのですが、いつもなんか1個だけゲキ刺さりするアイテムがあります。
なんでやろ。買うつもり一切ないんですけどね。
ぐぅっ。これください。
みたいな感じです。
はぁ、無理矢理宣伝するのも疲れたのでこの辺で。
なんせ、ブログに書けという割に、あれはあかん、これはあかんとNGは多いし、何回行っても僕のことを覚えてなくてイチからやし、ほんま。
おわり。