羽曳野BROOM

2017年3月22日水曜日

30's STIFEL IRONCLAD STRIPE WORK PANTS #買ったモノ

以前から目を付けている欲しくて欲しくてたまらないヴィンテージパンツがありました。


STIFELのモールスキンパンツでお値段10万円オーバー!!

このパンツ、何年も前からMatin(マタン楽天市場店)さんで売られていたのですが、とても手が届かないので、いつかお金持ちになったら・・・とか思ってたのですが、ついぞ手に入れましたよ。


勿論、11万円を出す資金力はまだないのですが、ボロボロの同じモデルがボロボロ価格で売られており、そもそもボロボロパンツマニアな僕はむしろ喜び勇んで買ったのでした。


これこれ!憧れ続けたブーツマークのSTIFELロゴ。

STIFELと言えば1920年代頃に発売されていたウォバッシュ生地が有名ですが、その後に発売されたと思しき生地がこちらの「IRONCLAD STRIPE(アイアンクレイドストライプ)」という生地になります。



インディゴ生地に抜染して作られていたウォバッシュ生地に対し、こちらはブラック系のモールスキンコットン生地に白の小さなドットストライププリントが入る生地で、基本的に30~40年代に使われたモノと思われるのですが、「IRONCLAD」のトレードマークが1928年に登録されているので誕生は1928年だと思います。



こちらはボタンフライタイプなのですが、同時期のネイビーパンツなどもこのようなボタンを使用していますよね。
GRIPPERジッパーを使ったものも出ており、恐らくボタンフライが前期モデル、ジッパーフライが後期モデルなんだと思います。

ザックリ、ボタンフライが1928~1930年代で、ジッパーが1940年代ってとこでしょうか。

「IRONCLAD」が「鉄+服」の造語か19世紀後半の軍艦に対して使う言葉のどちらかの意味だと思われ、どちらにしても鉄のような見た目と丈夫さを持った生地という意味で付けられたものと推測されます。

とても貴重なアイテムですが、前述通りボロボロなお陰で相当お安く購入する事が出来ました。


一番ハードなのはここ。
ここはリペアします。
どんなリペアするかはまだ考え中ですが、着物の古布でリペアしたシャンブレ藍染め生地を使ってリペアしている501 66前期とは違って、あまり雰囲気の変わらないリペアをしたいと思っています。


既にリペアされているところもあって、使っている生地も相当良さそうな生地です。
この生地の大きいの欲っしいーって感じです。


左膝にもダメージ&補強が。
これを見る限り、かなりこうしたリペア痕や汚れの目立ちにくい生地だってことがわかります。


ここが見た目深刻。

ここはまあ放置でもダメージが広がったりはしないのですが、見栄えがちょっとあれなので、ここもなんかやります。

そんなわけで、またボロボロのパンツを手に入れてしまいました。

最高にうれしいです。

おわり。