羽曳野BROOM

2017年7月19日水曜日

家庭で美味しいたこ焼きを作るコツとシーズニング。

関西の家庭なら大方の家庭に常備されているたこ焼き器。

我が家ではたこ焼きを○トリのホットプレート型のヤツを使って作っていたのですが、安い商品で、ホットプレートの部分の温度などは一切調節出来ず、自動でON/OFFになるだけのものでした。

そうするとどうなるかと言いますと、まず低温で時間がかかってしまうため、外カリ中フワのたこ焼きからは程遠く、中までしっかり火の通ったお好み焼きに近い生地感のたこ焼きが出来てしまいます。

勿論、たこ焼きプレートもフッ素加工のもので、焦げつかないけど、香ばしくはならないし、カリッともなりません。

つまり、火力が足りないのと、プレートが悪いんですね。

それがどうしても不満で、イワタニのカセットフー用の鉄鋳物のたこ焼きプレートを購入しました。

買ったばかりの時は扱いがよくわからず、焦げ付いちゃってうまく扱えなかったのですが、キャンプを経験し、今や鉄のフライパンやスキレットを使っている我が家には最早余裕やん。

ということで、鉄のたこ焼き器をシーズニングしました。


まず水を入れて沸騰させます。


水を捨ててから乾燥から空焼き。

白い煙がモクモクでますが、換気に気を付けて白い煙が出なくなるまでプレートを焼きます。
鉄のフライパンなどは売られている時は、錆び止めのワックス的なのが塗られているらしく、それを取る作業です。


そして洗剤でゴッシゴシに洗う。

それを火にかけ乾燥させて一滴の水もなくなったら、


全体的にオリーブオイルを塗布します。
乾燥の時は、火にかけてアツアツになっている鉄板は絶対に水を掛けない事。
鉄鋳物は急激な温度変化を加えると割れちゃうことがあるようです。


オリーブオイルの塗布は裏面や持ち手までまんべんなく。
これが錆び止めのオイルになってくれます。


そして油を多めに塗ったプレートでクズ野菜を炒めます。
これは鉄臭さを取り除く作業。
多分、油馴染みもさらに良くなるはずです。

本当は香草とかが良いらしいんですが、なかったのでこの日はレタスの芯を炒めました。

そうして炒め終わったプレートを水洗いして乾燥させたら準備完了。


たこ焼きを焼き焼きします。

この時、天かすを多めに入れると生地がカリッとします。

以前、堺市浅香山のTHE OCTPUS FLITTER ICHIで、店主の徳永君に「家庭でたこ焼きを上手に作るコツ」として聞いてきたコツです。

元古着屋BIGMANの名物店員だったこの人。


5人妹弟でお姉ちゃんが4人もいます。

というわけで出来上がりがこちら。


生地の味やカリッと感はTHE OCTPUS FLITTER ICHIにはかないませんが、中のフワッと感は遜色ない出来。

また天かすと、出来上がりの直前に追い油をすることで、プロのものまでは行きませんがかなりカリッと感を作り出すことは可能です。

プロのは更に火力が強く、またたこ焼きのプレートがもっとボコボコしてるんですよね。
なので、プロのものまではちょっと足りませんが、鉄鋳物のプレートを正しく使って、天かすを多め、追い油でかなり美味しいたこ焼きがご家庭でも実現出来ますよ。

イワタニのカセットフー用のたこ焼き器、多分、イワタニのもの以外のカセットコンロでも使えると思いますので、超オススメしておきます。


ただし、イワタニはフッ素加工のものも販売していますので、お間違いなく。
必ず鉄鋳物の方を!
取り扱い注意として洗う時は洗剤は使わないでくださいね。
油のコーティングがなくなっちゃうので。

ちなみに我が家のカセットコンロは紹介済みですが「イワタニ カセットフー エコナチュレ」を使っています。

おわり。