元町駅の海側、元町商店街に行くまでの路地にあります。
店主は大阪ではjaBBerけんじくんや、キークロ鍵ちゃんを生んだネクストカリスマ世代1985年生まれの石田さん。
次世代の旗手らしく、アメリカ古着を中心にしながらもノンジャンルに店主の感性を表現しておられる今、大阪では新興勢力となりつつあるタイプの古着屋さんです。
メンズレディース構成比は半々といった感じでレディースもかなり力を入れておられます。
今の季節に重宝するスウェットやったりシャツ類の王道セレクトからモードやハイブランド的な方にもアンテナを広げ、更には古い日本の藍染めまでを取り扱う、新世代のノンジャンル古着店です。
特に柄物使いに群を抜くセンスを感じ、着こなしなどを含め、パワーのあるアイテムのセレクトが際立ちます。
スター柄にボーダーに柄物に、服を楽しむといった言葉が似合う、画一的な決まりごとを打ち破るかのようなパワーを感じます。
かと思えば柄物との対比で楽しめそうな王道柄のコーナーも充実。
センス物とくくられ敬遠されがちなラインだけでは終わらない、幅広く奥深いセレクトです。
こうした空間の中に、ポケットが特徴的なブッシュパンツ系のデニムパンツが存在感を見せていたり、
オーバーオールにガウン、バスローブといったオリジナリティの高い着こなしを楽しめそうなアイテムが存在感を放っております。
スニーカー類も形から魅力的なモデルが揃っており、古着屋という言葉だけではとどまらない提案力のあるお店です。
ブーツ類もデザイン性が高く、存在感のあるブーツが多く揃います。
この辺のGAPからのセレクトなんかが、まさに今ですよね。
フラップポケットにランダムストライプ、あと、何カラーって言ったっけ…みたいな丸襟。
着といたらとりあえず誰でもオシャレに見えるやつ。
それでいてミリタリーパンツもあって、この辺りをミックスするのが新旧古着ミックス。
ミリタリー×デザイン性の高いアイテムの提案は面白い。
TAUの福岡さんとかそんなイメージ。
レディースアイテムは更にデザイン性の高いアイテムが揃います。
といっても単にデザイン性が高いだけでなくオールドの香りをまとうオーラのある服をセレクトされています。
気をてらってるわけではないのに、他では売っていない服。
突拍子もない服ではないのに誰かが同じのを着ているところに遭遇しない服。
うーん、ちゃっとうまく表現出来ていない気もしますが…
安い可愛いで統一された画一的なファッションになってしまっているヤングレディースカテゴリーに刺激的な提案かと思いきや、取材中も女性の来店も多く、よく売れているそうです。
かといって着るのが難しい上級者向けの服なのではなく、むしろ一枚で着れてそれだけでオシャレに見えるようなワンピースなんかが多くセレクトされており、上画像のワンピースなんか、サイズさえ合えばだれがどう着たってオンリーワンでいてオシャレです。
女性にも是非オススメしたいお店。
神戸の他の古着屋さんでお話を聞いても、「石田君のところには売れて欲しい」という声も聞こえるほど期待の高いお店TROA。
大阪ではノンジャンルの古着屋がかなり市民権を得て増えてきておりますが、神戸では新鮮なタイプのお店ですね。
多分、めっちゃ売れて行かれると思います。
ちなみに前回の神戸行ってきたの記事で、ネタに使ってすいません、と謝ったら、ドンドンネタにしてください!と言ってくださった気持ちの良いオーナーさんです。
お店の場所は元町駅から徒歩5分ぐらいです。
お店の詳細は神戸古着屋情報サイトF-STREET KOBEの下記ページで。
元町TROA(F-STREET KOBE)