羽曳野BROOM

2019年12月17日火曜日

大阪古着業界の天使たち

先日、10月に開催した第九回大阪古着祭をBECAUSE OSAKAに招致してくださった株式会社ワンオーの佐藤さんと久保田さんと会食をしました。

その中で佐藤さんに言われた言葉。

「古着の人は全員天使でした。」


勿論彼も天使。

今回の開催はBECAUSE OSAKAの中に招致してもらった合同イベントのような形式で、

会場との折衝や自治体や警察、消防などへの対応など、

イベントで発生する裏の仕事は全てワンオーさんにセッティングして頂いた形になります。

折衝や交渉事って、やっぱりいろんな軋轢やお互いの意識の相違が生まれたりして大変なんですよね。

僕もイベントで一番したくない仕事。

そこを担当して下さって大変ありがたかったのですが、

佐藤さん曰く、古着業界の人は全員優しかったと。

勿論、ワタクシも含め、ね(えっへん)

僕、間もなくF-STREETや大阪古着祭を初めて10年になるんですけど、

それって、やっぱり10年かけてみんなで築いてきたものかなぁって思うんです。

「古着業界を盛り上げたい」

「古着屋さんに喜んでもらいたい」

綺麗ごとじゃなく、10年ずっとそう思ってやってきたんです。

その間、そういう思いが理解されないことがあったり、

まあ中にはよくない事を言っている人がいるような噂が入って来たり

中には耳の痛い事を言われたこともありますが、

先日、古着屋JAMの福嶋さんがワンオーのお二人に、

「橋元さんは自分の損得勘定じゃなく、古着屋さんに対する想いだけで行動しているから古着祭がこれだけ続いて、また盛り上がっているんだと、だから私達もその想いに乗せられてるというか共感しているんじゃないかな」

とおっしゃってくださったみたいで。

そういう想いを共感してくださっている方が増えているなあって、最近思ってます。

ずっとF-STREETを利用して欲しい、もっといろいろ期待して欲しい。

と思い続けてきましたが、最近は「ここでこんな事出来ないかな?」などと言って頂くことも増えて、

あー、みんな天使やな、と僕も思います。

この間のPIGSTYの新店のレセプションでね、

PIGSTYの内田君とか、チャッピーの松田さんとか、

割と世代も近く10年以上の付き合い。

彼らと昔話も未来の話も、いろんな話して、確かに天使やな、この人たち、と。

俺、この人らに大成功して欲しいなって思って。

この天使たちも若い頃はもっとバチバチしてて、年下やけどちょっと怖かったんですけど、もうすっかり天使。

10年経って、みんないろんな経験して、もう完全に天使。

そんな天使の一人がまだ寺田町でお店をやっていた時。

お互いがまだ20代だった10年以上前に天使のお店で買ったのがこのSEARSのハンティングジャケット。


1970年代のヴィンテージ。

大きなパッチやゲームポケット、分厚いデニム生地、見たことないぐらいでっかいフラップ付きのポケット、大判ジップ。

なんとも大味な造りで無骨なディテール満載で、今でもお気に入り。

過去をさかのぼると10年ぐらい前にもブログに掲載している。

それを読む限り、3500円とかで買ってるみたい。

70's SEARS DENIM HUNTING JKT

今やまるで数万で買ったかのように大切に愛でながら着ている。

壮絶なコスパである。