羽曳野BROOM

2012年5月16日水曜日

ご質問を頂きました。(バータグについて)

JUGEMテーマ:ビンテージ 古着


・ご質問を頂きました。
このブログを見て下さっている方から、ご質問を頂きまして、メールアドレスも明記してくださっていたのですが、携帯電話で受信されていると思われますので、こんな時間に返信送るわけにもいきませんし、また面白い質問だったのでひとまずココで回答させて頂きます。

「熱血古着ブログを見ている者です。質問があります。チャンピオンのバータグは60年代に存在したのでしょうか?バータグは70年代と聞きます。手もとにチャンピオンのTシャツがあります。ブルーバータグでタグの表にはchampion、LARGE、100%cottonとだけ書かれてます。1966とプリントされてます。たいていのバータグには表にfor care see reverseとあります。 for care see reverseの無いバータグが初期だとしたら60年代もありうるのではと思いました。」

とのご質問を頂きまして、僕もバータグが正式にいつから存在したのかはハッキリとお答えできる知識がないのですが、一つ思うところがあります。
文章を読みます限り、恐らく、60年代のものでは?と思われたのは、「1966」というプリントがポイントだと思います。

そこでですね、確定している情報として、1967年にCHAMPIONは社名を「CHAMPION KNITWEAR」から「CHAMPION PRODUCTS」に変更しているんですよね。

で、バータグって、あまり皆さん見ておられないかとは思うのですが、タグの裏にも印字があったりするのですが、そこに僕の知る限り、for care see reverseの無い初期のバータグでも、裏面には「CHAMPION PRODUCTS」と入っていると思います。

手元に、すぐに用意が出来ないので、ネット上の画像を借りますと、福岡県筑紫野市の古着屋「LOOP USED CLOTHINGさん」のブログの「二回目 再UP!CHAMPION」の記事の五枚目の画像のようになっているんじゃないかと思います。

ここが僕の予想通りCHAMPION PRODUCTSだと、少なくともコレは1967年以降に製作されたものであり、「1966」のプリントが製作年ではないという事がわかります。

年度の入ったプリントの中で、製作された年が入れられてるモノが最も多いのは間違いないと思うのですが、他に卒業時に入学年度の年を入れたプリントや、後年、同窓会などで入学年を入れたプリントのアイテムを記念に作っているパターンなどがあり、今回の場合、これらのような、後年に1966と入れられたパターンだと思うのです。

60年代にバータグが存在したかどうかという事はわかりませんが、今回の場合、恐らく「1966」のプリントが原因で疑問にお思いになられたと思いますので、一度、タグの裏をご確認くださって、それがCHAMPION PRODUCTSと書いてあれば、このアイテムが作られたのは70年代と考えて、矛盾はないんじゃないかなと思います。

個人的な考えではバータグの前にプロダクツタグが存在しているので、バータグはやはりその後から登場したと考えるのが自然ではないかなと思います。

もうちょっと早い時間にPCを触れる日がありましたら、正式にお返事をお送りさせて頂きますが、さしよりコチラで回答させて頂きました。

素敵なご質問ありがとうございました。
楽しかったです!!

おわり。