羽曳野BROOM

2018年11月26日月曜日

これぞユーロヴィンテージ!リメイクユーロイージーワークパンツ

先日紹介しました青春ヴィンテージ、読まれた方はおられますでしょうか。
青春ヴィンテージ読了

大阪在住の古着ファン・トロンボさんのヴィンテージ愛溢れる電子書籍ですが、その中に、度々、ボロとも言える雰囲気抜群のリペア&リメイクアイテムが出てきます。

特にユーロワークのアイテム。
青春ヴィンテージ上では40’sのフレンチモールスキンパンツのページで「フランス古着の最大の魅力はリペアにあると考えています。とにかくもういいだろ引退させてやれよというところまでボロボロの状態をリペアして大事に履いてきた歴史にノスタルジーを感じます。」とあります。」

そこで今日はそんな「とにかくもういいだろ引退させてやれよ級」の一本。


左足の3/4ほどが別の生地が当てられたワークパンツ。
即ち、左足がボロボロになっていたのでしょう。
薄手のブラックデニムのようなパンツがドッキングされています。



割と上手な仕事なので、オリジナルなのか、購入先の古着屋JAMさんによるリペアなのかはよくわかりませんが、この雰囲気にヤラれました。

元のパンツはヘリンボーン生地になっていて、ヘリンボーン×ブラックデニムというなんとも魅惑のコンビネーションになっています。



ちなみに「Reindl」というタグがついています。


このパンツ、このリメイクの雰囲気が抜群で気に入ったのですが、実はもっと素敵なポイントが。

それがここ。



イージーパンツになっているのです。

ウエストはMAX39インチほどとやや大き目サイズで、ただしこのドローコードをちゃんと縛れば32インチがジャストサイズの僕も違和感なく穿けるサイズ感です。

で、何が素晴らしいかというと、勿論、イージー仕様で穿きやすく穿き心地の楽ちんというのもありますが、インナーにレギンスや、もっと厚手のリブ付きのスウェットパンツを穿いてもその上から、オーバーパンツの様に穿くことが可能です。

ヘリンボーン生地で薄手で、そのままでは夏仕様なパンツなのですが、この仕様のお蔭で反対に真冬も行けてしまうという、夏冬両用の2シーズンパンツになるのです。

春と秋は涼しい日は我慢が必要だとは思いますが、この幅広い守備範囲は本当にありがたい。
ヘタしたらフリースパンツなんかも行けるんじゃないかと思いまして、そうなったらもう無敵。雪国の冬でも過ごせそうです。

そうなってくると気になるのはシルエット的な事ですが、着用画像がこんな感じ。



ワークパンツとしたらバッチリの形。サイズ感も良く、トップスはシンプルなTシャツやアウターを着ておけばそれだけで格好よく着こなせそうです。

ユーロ古着に注目が集まっている理由もなんとなく理解出来ちゃいますよね。

ただ難点も一つあってバックポケットが付いてないんですよね。
一応フロントポケットはあるのですが、バックポケットはやっぱり欲しいですよね。
ということで、バックポケットは今後、なんとかしましょう。

これぞユーロヴィンテージ!なユーロイージーワークパンツ。この出会いと青春ヴィンテージの発売は僕にユーロ古着への興味を大きく高めて頂きました。
これまでも好きで、いくつか持っていますが、俄然注目していきます。

余談ですが、このパンツは古着屋JAM京都店で買いました。


こうした袋に入れてから紙袋に入れてくれて、なんか嬉しかったです。

おわり。