羽曳野BROOM

2018年11月9日金曜日

40's U.S.ARMY COVER-ALL 「PW」

40's U.S.ARMY COVER-ALL 「PW」

今日の午前は大雨でしたが、だいぶ温かくなってきましたね。
昼間は上着がいらないぐらいですが、カバーオールなんかのデニムジャケットやワークジャケットが大好きな僕には過ごしやすい季節です。

そんなカバーオール好きな僕ですので、ここでもいろいろ掲載してきましたが、今日のはその中でも紛れもないエースクラスカバーオールです。



フラップポケットが特徴的な40年代のU.S.ARMYのカバーオールです。
個人的に、数あるカバーオールの中でも、デザイン的にはこのアーミーカバーオールが秀逸なんじゃないかと思っておりまして、またアーミーカバーオールは、後プリっぽいのも含め、部隊名などがステンシルされているものが多く、単純に最もかっこいいアウターだと思っております。

そんなコチラのアーミーカバーオールにもステンシルが・・・



だいぶ薄くなってしまっていて、よーく見ないとわかりませんが「PW」と入っております。
PWはご存知の方が多いと思いますが、Prisoner Of Warの略で、戦争捕虜の事を指します。

古着の世界にはこのPWモノがいくつか存在しますが、人気も高いために、後プリ(後からプリント)したものも多く存在するのですが、そのほとんどは真偽不明です。

このカバーオールもまあ、水性か?みたいなこんな剥げかけのはあまり見たことないなーって感じなのですが、少々説得力のある部分も。。。



かなり状態のいい一着なのですが、恐らく製造過程でイレギュラーがあったようで、胸の辺りに綺麗なリペアが見られます。
PWモノだったとすれば、恐らく、このダメージが原因で、イレギュラーモノとしてPW用に回されたものではないかと思います。

まあ、だからと言って、当時モノのプリントかはわからないのですが、そんな所に思いを馳せるのが古着の楽しみ方の一つですよね。

残念ながら、既にかなりステンシルが薄く、両腕にもステンシルが入っていますが、「PW」と判別するのも難しい状態で、何も知らない人が見ると、白く汚れているだけみたいな塩梅です。

背中はかろうじて「PW」と読み取れますが、もうすぐ消えちゃいそうな程度です。
PWモノはあまりこれ見よがしなのはレプリカっぽくて、少しやれているぐらいが好きなのですが、さすがにもうちょっと消えてしまうと、それはもう無かった事になっちゃうので、消えないように気を使いながら着ています。

もし、消えてしまったとしても、前述通り、デザイン的には最高のカバーオールだと思っていますので、変わらず大事に着て行きます。

アーミーカバーオールはこの辺の年代のカバーオールにしてはサイズ感や形が非常に良い物が多く、若干モッサリ感が出がちなワークウェアの中でも、スマートな雰囲気で着る事が出来ますので、ワークウェアのモッサリ感に抵抗がある方にもオススメですよ。

2nd SNAP#4掲載

ちなみにこのARMYカバーオールを着て雑誌「2nd」のスナップ雑誌「2nd SNAP #4」に掲載してもらいました。


ARMYプルオーバーはこっち

同年代のU.S.ARMYのデニムジャケットにはプルオーバータイプもあります。

これまた格好良くて、見つけた時に即買いしました。

そんなARMYプルオーバーの記事は以下よりどうぞ。


おわり。