羽曳野BROOM

2017年2月19日日曜日

滋賀県日野町のひな祭り紀行と骨董屋さんの古布。

もうすぐひな祭りですが、二人の娘がいる我が家では勿論、雛飾りを飾ります。

といっても、昔のような仏壇のある部屋があるような田舎の広い家ではないため、お雛様とお内裏様二人ぼっちの小さめの雛飾りですが、その雛飾りを出している時に、5歳の次女が5歳なりの至極当然の疑問をブツけてきました。

「五人囃子は?」と。

恐らく、雛飾りには五人囃子がいるよって保育園で習ってきたのだと思うのですが、さて、「ウチのは小さいから三人官女はいないんだよ」なんて、5歳に伝わるか伝わらないかわからない説明をしたのですが、これはちゃんと五人囃子を見せてやりたいなあと思っていました。

そんな折、友人の滋賀県日野町のお寿司屋さん「乙菊」さんが、地元日野町の「ひな祭り紀行」というイベントのちらし寿司を収めたというではありませんか。

ひな祭り紀行は、日野町の「近江日野商人館」などの昔ながらの街並みを中心に、各家庭が軒先や玄関先に雛飾りを飾り付けるイベントで、日野商人の街並みの辺りと、近隣の商店街日野ギンザを中心に開催されているイベントです。



乙菊のちらし寿司は、地元滋賀県の素材をふんだんに使い、全ての具材を全て手作りで作っているというこだわりのちらし寿司で、恐ろしく手間が掛かっていて一度食べたいと思っていたのですが、こうしたイベントに収められた時か、イベントに出店されている時にしか食べられないので、「こいつは都合がええぞ」という事で、子供達に「お雛さん見に行こう!(・・・なぜならちらし寿司が食いたいから)」と誘ってみたところ、大喜びしていたので、本日は日野町へ向かいました。

昼前の11時過ぎぐらいに着いたのですが、お雛さん見る前に、既に調査済みの観光協会へ一目散。


速攻でチラシ寿司ゲット!


エビに琵琶湖川海老やしめじ、あさり(?)や人参など丁寧な仕事がされたチラシ寿司。
買ってそのまま観光協会の喫茶スペースで食べることが出来ます。


そもそもノーマルチラシ寿司が美味しいわけですが、これは一口一口に「おっ、しめじ美味しい!」「おおっ、なんかこのあさりみたいな貝うまいっ!しかもいっぱい入ってる!」と、ノーマルチラシ寿司をいちいち凌駕する味に噛みしめる喜びがあります。

子供達も大満足で、5歳の次女もほぼ完食、更に残した分も持ち帰って晩御飯に食べていました。

さて、花より団子の団子を満たしたところで、まずは観光協会で子供達はお雛様に変身させて頂いて、記念撮影して、その後、観光協会の前から出ている人力車でまずはスタンプラリーの旗門となっている馬見岡綿向神社を目指しました。

人力車は大人一人、子供二人で900円と激安でした。
ちなみに僕は車の移動係。


綿向神社はまだ雪が残っておりました。

ここには昔、土俵があって、町内6校の小学校が集まって相撲大会が開催されており、小学校六年生の時に優勝した思い出の地ですが、土俵はもうなくなっていました。

ここを皮切りにスタンプラリーの旗門を中心に車も駆使して全長2kmぐらいのひな祭り紀行を楽しみました。

綿向神社周辺の家屋には、同神社で開催されるお祭り「日野祭」で引き出される曳山を見ながら庭先で一杯やるために各家庭の塀にはこうした窓(?)が開けられております。


普段は閉じられていますが、ひな祭り紀行期間中はこうして開けられており、そこから覗くと・・・


様々な雛飾りが楽しめます。

こうした雛飾りが町中にいっぱい。


普通の一般家庭でもイベントに協力されており、街ぐるみでイベントを盛り上げられている、本当に素晴らしいイベントでした。


また庭先で尺八を吹いておられたおじさんに声をかけて頂き、お宅に伝わる明治時代の雛飾りやお嫁に来られた息子さんのお嫁さんの地元・鳥取地方の雛飾りなども見せて頂き、子供達にも良い経験になりました。

また周辺のお店も魅力的で、今回、行きたかった古民家カフェ「らっこや」さんには時間がなく伺えなかったのですが、道すがらにこんな素敵なお店を発見。


ちょっと見にくいですが、「骨董・古布」と書かれています。

「骨董・古布だと!!」となって、嫁子供が乗る人力車を追いかけている道すがらでしたが、ダッシュでお店にIN!!


探していた無地の藍染め生地をゲットぉ!!

僕みたいな無骨な30代後半の男が一生懸命、布を探しているもんで、店内におられた高齢の女性のお客さんやお店のおばさまからいろいろと聞かれました(笑)

こちらのお店は市場を通さず、直接古民家などから仕入れられているため、格安なのだそうで、こちら500円だったのですが、全体的に、いつも僕が買うオンラインショップなどより30~50%ぐらい安い感覚でした。

これからもまた近くに行った際には必ず行きたいお店です。

日野町のひな祭り紀行。3月12日まで開催されておりますので、皆さまも是非どうぞ。
大阪方面からは竜王ICか蒲生スマートインターからが近いです。

ひな祭り紀行|日野町観光協会
乙菊|近江鉄道日野駅近くのお寿司屋さん