羽曳野BROOM

2013年12月12日木曜日

プロフェッショナル仕事の流儀「テーラー鈴木康次郎」

先日、放送前にF-logで告知(本日、プロフェッショナル仕事の流儀にパリの日本人テーラー・鈴木健次郎氏が登場 )しましたが、先日のプロフェッショナル仕事の流儀はフランスに渡りパリのメゾンでチーフとなり、現在は独立し、自らがサロンオーナーとして活躍しておられる鈴木康次郎さんでした。


番組を見るまで、イマイチ、テーラーがどこまでの範囲の仕事をされるのかわかっていなかったのですが、生地選びのサポートから型紙作り、裁断、縫製まで全てを担うお仕事なのですね。

鈴木さんの作る服は立体的で、例えば着だ時のシワの入り方や一つ一つの動作を取った時に、どのように服が付いてくるかなども計算されており、1着数十万円から数百万円するといわれても、なるほど自分に稼ぎがあれば欲しいなぁ、と思わされるお仕事でした。

一般的に女性は見た目で洋服を判断し、男性はその洋服のバックボーンやディテールで判断する、と言われますが、なるほど男性のこだわりを叶えるお仕事がテーラーなのだと感じました。

異性に対するアプローチは全く逆で、男性は比較的見た目で女性を選びがちですが、女性は男性をバックボーンやディテールで選びやすいですよね。

加藤茶さんと結婚される若い女性はおられても黒柳徹子さんと結婚される若い男性は想像がつかないのと同じで。
ディテールやバックボーンで言えば黒柳徹子さんは相当素敵な女性ですが。

特に古着が好きな人は、やっぱりバックボーンやディテールにこだわりがあったり興味があったりするわけで、こういったテーラーの渾身の仕事から作られる服というのは魅力的に映るとおもいます。

物作りという観点からはどちらかといえば消費者目線で、良いなぁ欲しいなぁと見ていただけですが、フランスに渡られ、ここまでの地位を築かれた過程、仕事に対する姿勢などは男性として職業人的な視点で、憧れと尊敬の念を抱きました。

夢を追ってやりたい仕事に情熱を傾けるというのはやっぱりかっこよくて魅力的ですね。

堀江貴文さんも著書ゼロで語られていましたが、やりたい事(仕事)がないなんてのは嘘で、やりたい事はあっても自分の天井を決めてしまってやれないと思い込んでるのが正しくて、自分自身もまだまだ情熱を傾けられることに懸命に取り組んでいきたいと思いました。

テーラーでオーダーする渾身の1着。いつかは欲しいですね。
おわり。