羽曳野BROOM

2019年11月1日金曜日

第九回大阪古着祭を開催しての感慨、今後の事、今の心境をお話します。【秘蔵画像有】

第九回大阪古着祭に行ってきました。

まあ主催者なので、行くのは当たり前なのですが、朝一番、準備が始まる前から行ってきました。
イベントのダイジェストはF-logに書いたので、こちらではなんかいろんな思い出とか古着祭への想いとか書こうかなとか思います。

第九回大阪古着祭ダイジェスト1日目

ところで、ここまで開催してきて、今も変わらない、第一回から変わらない朝一の主催者特権があります。



古着屋さんみんなが集結してきて、持ってきた古着を広げ、ブースを作っていく過程は主催者にしか見られない特権なんです。

みんながパッキンやデカいバッグに古着を詰めて担いでくる姿はほんまに格好いいんすよね。

第一回やったかなぁ、CHAPPIEが4人でパッキンかついで入って来てね、あのシーンと、あと第一回でEPさんが帰っていくシーンは、映画か!!って感じでしたよ。

今回は見慣れたメンツというか、速攻でブースが埋まったので僕への直の連絡先を知っているお店がほとんどでした。

その中で初登場はSOULS。
かなり意気込んで、開催前にパッキン8箱を主催者に郵送し、更に5ラックを当日持ち込んでいましたが、会場は間違えていました(笑)


開催中にtwitterを見たらしい高橋君から速攻、「イジられてましたね!」と突っ込まれました(笑)
この日は、古巣JAMを意識して頑張っていましたよ。

さて、今回は初の梅田での開催という事もあり、客層や集客など未知な部分も多く、多少の不安を持っていましたが、結果としてはいつも以上に幅広い層の皆様に楽しんでいただき、またたくさんお買い物して頂けたので、とても有意義な開催でした。


2010年8月に第一回を開催していて、10年目の開催という形だったのですが、第一回から出店してくださっているお店もたくさんあって、その皆様とは昔を懐かしんだり。

10年前は当たり前ですが、みんな今より10歳若かったので(笑)
僕は31歳だったし、JAMの福嶋さんも当時はまだ35~6歳でらしたし、CHAPPIEの松田さんが20代で、jaBBerのケンジ君なんかは23~4歳ぐらいだったんじゃないですかね。

そう思うと、当時はみんなパワーを持て余していたので、僕も含めみんなビール片手にベロベロで大阪古着祭をやっていたし、道頓堀で泳いで怒られた人や、ナンパを繰り返し、僕に「ええ加減にせえよ」と注意された者がいたり、凄い時代でした(笑)
今は10年経って、みんな大人。
若いスタッフさん達も10年前の僕達より大人(笑)
ナンパに精を出すやつもいません(笑)

これが10年前。


しかし、今見ても、スゲー人だなぁ。

湊町リバープレイスの人に、あそこにあんなに人を集めてもらっては困ると怒られましたよ。とほほ。


10年前の僕。秘蔵画像ですね(笑)

夏の炎天下に、やっぱり楽しそうですね(笑)

まあ楽しかったんですが、それは今も変わらないか。

イベントも今よりも手作り感があって、友達伝いにいろんな人に手伝ってもらって。


第一回は僕のアイディアに共感した当時スタッフだったもっちが尽力して開催を実現させたのですが、彼がやめてからも6回の開催をしてきたので、すっかりその功績が忘れ去られつつあるので、ちょいちょいこうして書いてあげています(笑)


もっち。こいつはまだ大学生でした。あまりの充実感と達成感で、こいつ、この後、無気力症候群になって通院してました。

今では信じられませんが、10年前ってね、古着が下火すぎてファッション誌に古着が掲載されることはほとんどなくて、カジカジですらもスナップの子達は古着を着ていたけど、古着屋が紹介されるのは年に一回、夏の古着屋特集だけという時代でした。

それで、なんとか古着を取り上げられる機会を作れないものかと考えて、生み出したアイディアが大阪古着祭でした。

といっても、生み出したのではなく、たまたまスポーツ新聞を読んでいて「近鉄将棋祭り」の記事を見つけ、「お祭りをやればこうしてメディアに取り上げてもらえるんやな」と思いついたのが最初でした。

それで、とりあえず古着屋さんやからフリマやなぁ、と。
「よし、みんなで夏祭りしてフリマしながらビール飲んでダラダラ遊ぼう」と思い立ったのが大阪古着祭の原案。

当時はなんとか実現しようと採算度外視で計画を立て、第一回大阪古着祭を実現する事が出来ました。
採算度外視といってもありがたかったのは、その頃には古着屋JAMさんがF-STREETのスポンサーになってくださっていたので、別に大阪古着祭で収益を計算する必要もなく計画が立てられたというのは今になって思えば果てしなく大きい要因だったと思います。

そこから10年、10回の開催を続けられたのは、収益を上げないといけないという縛りがなく、時には無償で、時には出費を負担してでも開催を実現して来られたお蔭です。
こうして古着業界で10年間、この界隈から退場せずに関わらせて頂いたスポンサー様と、古着業界の皆様の理解のお陰です。

なかなかこうしたイベントで10年続くってないと思うので、そこは本当に誇らしく思っています。

さて、大阪古着祭ですが、ここ2回はLIGHTNINGとのコラボ、BECAUSE THIS IS IT OSAKAとのコラボと、ビッグイベントとのコラボを続けてきました。

2019年10月25日(金)~ 10月27日(日)Made in Osakaを世界へ!約70社参加クリエイター×アートの一大エキシビション「BECAUSE This is it OSAKA」初開催

どちらも超BIGなイベントです。

それぞれに、古着コンテンツを入れたい、集客面の効果を期待、など、メリットを感じて頂いてのお誘いだったと思いますが、こうしたスタイルはとても大阪古着祭にマッチングしているなと思います。

企業の収益イベントだと単独開催をしなければお話になりませんが、1人で運営しているF-STREER主催の大阪古着祭にとってはこうしたイベントをそのまま出店しに行くような身軽なスタイルでの開催は、人手不足を全て補って頂けて、集客面で貢献するという最高のスタイルかなと思います。



実現の可否は別にして、既に来年も!という声もいただいておりますし、また別の某商店会さんなどからも声が掛かっていて、来年もまた実現出来たらよいなぁとか思っておりますので、大阪古着ファンの皆様、是非、また今後ともよろしくお願いします。