羽曳野BROOM

2016年8月28日日曜日

お店の間違い?RRLのUSAメイドなパンツがビックリ価格で買えてしまった。

先日、RRL(ダブルアールエル)のパンツを買いました。


ベイカータイプになっているワークパンツで、ブラウンカラーのコットン100%です。
こちら、ちょっと前から物凄く気になるパンツだったのですが、恐らくある理由でメチャクチャ安く買えてしまいました。


先日より僕は、ずっとチノパンを探していました。
今穿いている軍チノの裾が擦り切れてきていて、更にラルフのチノパンとラルフローレンラグビーのチノパンにダメージが出来てしまって、万全のチノパンが1本もない状態だったのですが、僕にとってチノパンは夏の通勤服なので、どうしても必要なパンツです(参考:もう夏や!マイスタンダードな夏パンツのラインナップ。)。

それで、軍チノかラルフローレンかRRLに絞って探していたのですが、その最中、とても違和感のあるRRLのワークパンツを見つけました。


サイズ33インチ×34インチのサイズなのに、「レディース」となっています。

そんなアホな(笑)と・・・

177センチ、73キロの僕でジャストサイズぐらいです。

でも売られているお店がレディースのブランド古着のお店で、確かにメンズは扱っていなさそうです。

自分自身もレディースと書いてある以上、買えないし、女性も買わないだろうしこれは売れないだろうな・・・と思っていました。
が、値段が4500円ぐらいになっており、これはRRLのパンツとしては破格です。

しかもタグの画像を見る限りUSAメイドの代物。

それで、ずっと気になっていて、このパンツのことをいろいろ考えていました。
「卸し屋さんから間違えてメンズが紛れて卸されたのかな?」とか。

そんなこんなをしている内にダメージのあったラルフのチノと、ラグビーのチノを嫁さんがリペアしてくれて、新しいチノパンが必要なくなりました。

となってくると俄然、4500円で買えるRRLのパンツが気になります。

それで、久しぶりに見てみたら・・・


再値下げしてるーっ!!
2400円て(笑)

ユニクロでも買えへんで・・・と思って、万が一レディースだったら羽曳野のブランド古着のBROOMさんで買い取ってもらえばええかってんで、購入してみました。
なんせ2400円ですからね!

それで届いたのが今回のパンツになるのですが・・・


ちゃんとメンズでした。

しかも僕にぴったりのサイズ。


RRLです。
ラルフローレン氏が、ヨーロッパでヴィンテージジーンズを買おうとムフムフしていたら、世界最高に有能な日本人バイヤーに買い付けられた後で、価格も高騰していて買えなかったので、「それなら俺がヴィンテージ作る―!!」とブチ切れて立ち上げたとされるブランドです(僕解釈)。

それだけにこの時代でもUSA製にこだわったアイテムも多くあります。


こちらもUSA製。
ちなみにRRLのアイテムはUSA製のものとチャイナ製や新興国で作られたものとが混在するのですが、当然、USA製の物の方が相当評価も市場価値も高いです。

得意とするのは勿論、ヴィンテージアイテムを思わせるディテールに凝ったアイテムで、ダメージやリペア加工は得意中の得意。
それでいて、まんまヴィンテージアイテムをコピーしてレプリカという名のコピー商品を作らないことも素晴らしい特徴です。

どちらかというと、ヴィンテージマニアが「ヴィンテージでこんなアイテムがあったら最高だな・・・」と考えるようなアイテムがいっぱいあります。
なので、加工モノに一過言あるヴィンテージマニア達も一目以上、九目ぐらい置くブランド。

こちらも・・・


RRLらしいナイスダメージ加工なパンツです。

この辺りはさすがの世界最高峰のヴィンテージコレクターであるラルフローレン氏が気合満開でやっているブランドだけあって、世界最高の出来栄えですね。


リペア加工も素晴らしい。


ボタンも凄いです。
まずボタン自体の出来上がりが素晴らしいですが、更にここまでヴィンテージ加工が施されています。

ダメージ加工モノなのに、この辺のパーツがピッカピカだと台無しですもんね。
この辺の細かなディテールも流石の一言です。

更に。


バックルバック付き。

すんばらしい!!

しかも。


針刺しのシンチバック。
さーっすが。

で、金具までこだわりすぎやろー!!と大満足で各ディテールをチェックしていたのですが、なんか、壮大な違和感が・・・

壮大な。


このサイズ表記のタグってさ、オリジナルのタグじゃない??


ちなみにインパクト21のタグがついており、日本で販売されたものであることがわかります。
インパクト21は以前、RRLを日本国内で展開していた代理店で、現在はRRLの傘下にあるようです。

ちなみにインパクト21企画のものもあるようです。

で、注目はそこではなく、このタグ、水通ってない。
そう言えば生地も生っぽい。

「コンディションレベル【7】きれいめ」ってなってたけど、まさかこれ、「きれいめ」どころかデッドストックやんけー!!と。

そして値札で、それが恐らく確定。


これもオリジナルの下げ札よね。

表記的に日本で販売されていた時に下げられていた値札ですね。

そして、更に。



なんかアメリカっぽい値札もついてるー!!

これはデッドストック確定ですね。

なぜお店がデッドストックに気づかなかったのだろう・・・

もしかしたらデッドストックって、ヴィンテージマニアだけの価値観なのかもしれませんね。。。

ってなことで、たぶん、これはRRL企画でUSA製をインパクト21が日本で販売しようとして、なんらかの理由でブランド古着の卸し業者に流れて、販売されたお店に卸されたものではないかと想像します。

それがメンズサイズなのでレディースのお店では売れず、更にユーズド加工が施されているので、デッドストックなことが見逃されて、めちゃくちゃ値下げされて、それを見つけた僕が激安で購入することが出来たと。
そういうストーリーなのではないかと思われます。

いやー、RRLのUSA製の針刺しシンチのついたデッドストックのワークパンツが2400円・・・
物凄いお得な買い物をしたのかもしれません。。。

あひゃひゃ。
ラッキラッキー!!

購入価格は2400円ですがダメージ加工が面白く、また見ての通りのディテールと作りで、たぶん、ちゃんとリペアしながら大事に掃けば50年は穿けます。

大切に一生穿きたいと思います。

おわり。