そこで思わず手に取ったのがNUMBER。
表紙が清原和博。。。
マジっかこれ。
このタイミングで清原って・・・と思いましたが、タイトルが「甲子園最強打者伝説。」で納得。
1985年、僕は小学校一年生になりました。
それまで子供にテレビを見せないという主義だった母親が、僕にテレビを見せるのにどんな番組を見せたら良いか、偉い先生に聞いたらしいです。
そうしたら、その先生から「ルールのあるものを見せなさい。」と言われたらしく、野球と相撲を見せるようになったのだとか。
そうすると元来のめり込むタイプの僕はすっかり野球と相撲に魅了されたそうです。
当時は滋賀県ではびわこ放送で西武ライオンズの試合を毎試合放送していました。
なので、僕が西武ライオンズファンになるのは自然の流れだったのですが、その年の日本シリーズで西武ライオンズを打ち砕いたのは吉田監督率いる阪神タイガースでした。
そしてその年、夏の甲子園で5発のホームランをかっ飛ばし、全国制覇したPL学園の主砲だったのが清原和博です。
清原は1大会で5発をかっ飛ばしましたが、甲子園通算本塁打ランキングで2位は上宮学園の主砲元木大介と最強PL学園の3番を担った桑田真澄の6本。
4位が香川信行の5本。ちなみに松井秀喜は4本で5位タイです。
その2位の元木大介と桑田真澄にダブルスコア以上の差をつけて、堂々1位に立つのは甲子園通算13発を放ったPL学園の清原和博です。
ちなみに2年の夏の甲子園ですでに清原は第7号をかっ飛ばしています。
なので、2年生の清原ですでに新記録。
文字通り最強打者。
清原和博の甲子園通算成績は91打数40安打13本29打点、打率は.440・・・怪物。
しかもこれ、一年生からの成績で、三年の夏に甲子園に限れば16打数10安打5本8打点で打率は.625。
もはや漫画。
当時小学1年生だった僕は、清原はプロに入ったら1000本ホームランを打つと思っていましたが、小学生らしい凄い大きな話ですが、今でも、清原が出てきても同じように思うと思います。
それほど凄かった。
甲子園の決勝で清原が宇部商の古谷から二発目のホームランをブチ込んだ時、実況アナウンサーが「甲子園は清原のためにあるのかー!!」と絶叫しましたが、間違いなく甲子園を清原のためにありました。
そして、今後も未来永劫清原のためにあります。
その後も松井や松坂など怪物が出てきましたが甲子園の前では全員清原の偉大さを際立たせるためのわき役だと思っています。
そんな清原がかっ飛ばした13発、全ての相手投手(高知商中山裕章のみ捕手の岡村)に取材されています。
中山はほら・・・あの・・・たぶんそういう理由で・・・気になる方は中山裕章で検索してみてください。
そんな清原と30年来の野球ファンのためだけの一冊。
今、この時期に清原を表紙にして特集した理由が「編集長より」というところに編集後記的に書かれています。
「拝啓 清原和博様」
で書き始まるその清原和博に対する思いは感動します。
是非、NUMBERでご確認ください。
ちなみにドラフト特集もあるよ。