この春に着るカバーオールとは違った、ネクタイとかしても違和感のないような、それでいてカジュアルなテーラードでもなくカバーオールでもない、サックジャケットが欲しくなりました。
それでいろいろ物色してたんですけど、こちらのサックジャケットにグッと来ました。
こちらヴィンテージキングの異名をとる世界屈指のヴィンテージディーラーであるラリー・マッコイン氏の持つ貴重なヴィンテージアーカイブを日本が世界に誇るジーンズブランド「WAREHOUSE(ウェアハウス)」が現世に蘇らせるブランド「HELLER'S CAFE(ヘラーズカフェ)」のサマーサックジャケットです。
元ネタは1900年代初頭ぐらいのウォバッシュのような抜染生地を使ったストライプサックジャケットです。
これも抜染生地なのかな?
裏地もほんのりストライプがかっているから抜染生地なんですかね。多分。
元々、1月にアメ村を回った際に、サニーサイドアップさんでラリー氏にお会いしたこともあり、そしてそもそも過去にも2着紹介しているように、元よりヘラーズカフェが大好きなので、ヘラーズカフェのアイテムを物色しました。
サックジャケットはこうした物凄く古いアイテムしかないので、ちょっとヴィンテージで手に入れるには難しいジャンルで、確か「簡単なジャケット」とかそんな意味合いだったと思うのですが、なので、生地もシャツ生地より薄いぐらいで、更にかなり簡素なディテールをしています。
ボタンは打ち込みボタンで、元々、これの元ネタは「サンセットブランド」というところのサックジャケットだそうで、ボタンは当時の量産タイプだったと思われるデザインのボタンが使われています。
ちなみに4ボタンで、かなりVゾーンは浅いです。
4ボタンなのがサックジャケットっぽいディテールだなと思って気に入って買ったのですが、さっき、ラリー氏のアーカイブが掲載されているVINTAGE KINGを読んでたら1890年代のサックジャケットは3ボタンでした(笑)
※一番下のボタンが欠損してる可能性あり
胸ポケットもかなり簡素な造り。
サックジャケットをアイロンを当てて着るか、そのまま洗いざらしで着るか迷っていて、この辺のディテールの写真を撮ってから、やっぱりアイロン当てようと思って当てたので、この写真はシワシワで冒頭の全体写真はアイロンが当たっています。
どっちが格好良いかな。。。
同じくシワシワですが、前身ごろの下のポケットです。
4ボタン、3ポケットが特徴で、裾のラウンドと合わせて、僕の感覚的にはカバーオールとテーラードの間です。
裾のラウンド。
一つだけ懸念していることがあり、サックジャケットのように薄い生地の場合、なんか洗濯を繰り返すと襟のところがクリンと癖ついちゃって、格好悪い感じになることがあります。
イメージとしてはこんな感じ。
内側にクリンと・・・こうなってしまうと恐ろしくダサいので、こうならないと良いなぁ・・・とか思っているのですが、果たして!?
ちなみに僕はラリー氏のアーカイブが掲載されたMY FREEDOMN!のKING of VINTAGEもワールドフォトプレスのVINTAGE KINGも持っていますが、このジャケットの元ネタはどちらにも掲載されていませんでした。
もしかしたらKING of VINTAGE No.2かKING of VINTAGE No.3に掲載されているのかも??
って、えっえっ??
KING OF VINTAGEどえらい金額になってるやん・・・
3万円で売れるなら売りたいけど・・・(笑)
ちなみにHELLER'S CAFEのその他のコレクションはこちら。
どちらも今でもスーパーお気に入りです。
おわり。