2018年9月6日木曜日

40代の革靴選び。ブランド選び編

内羽根ストレートチップを買う

40歳が持っておくべき革靴の話」にもありますように内羽根ストレートチップを買おう!と決めているわけなのですが、じゃあどこのブランドのを買おうかなと・・・予算やデザイン、評判などを見比べて散々悩んでいるわけなのですが、僕と同じように「内羽根のストレートチップを買おう!」と思われた貴方に、ブランド選びの学びをシェアしたいと思います。

候補は英・米・日

いろいろ見ていると、有名どころは大体、イギリスのブランドとアメリカのブランドです。
ジョンロブ、エドワードグリーン、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、トリッカーズなんかはイギリスのブランド。

オールデン、アレンエドモンズ、ジョンストンマーフィー、コールハーンなんかがアメリカブランド。

他に、フランスやイタリア、スペインなどにも良いブランドがあるそうなのですが、実質革靴デビューのような状態の僕は上記、イギリスブランドかアメリカブランド、そして「足形が日本人に合っている」という評価が散見される国内ブランド(リーガル、スコッチグレイン、宮城興業etc)の中から選びたいと思っています。

そこでまずは各国の有名ブランドの内羽根ストレートチップ事情を見てみましょう。

イギリスブランドの内羽根ストレートチップ

JHON LOBB


さすが最高峰ジョンロブ。とても手が出ませんが、見るからに上品なデザインですね。

Tricker's


なんとなく個人的な憧れトリッカーズ。昔、よくFREE&EASYで見たからかな。といっても憧れてるのはカントリーブーツではありますがとても魅力的なブランドです。

CHURCH'S


英国靴の名門チャーチ。こちらもさすがのお値段ですね。

SANDERS


イギリス国防総省御用達のサンダース。その背景や、また価格的にも海外ブランドで最も手が届きやすそうなのが魅力。代表格のミリタリーダービーはコードバンに似た輝きを持つと言われるポリッシュレザー。

アメリカブランドの内羽根ストレートチップ


ALDEN


我々、アメリカンヴィンテージ好きが憧れる頂点オールデン。格好いい!!けど高い。

JOHNSTON&MURPHY


古着屋さんなどでもよく見かけるブランド。今は生産国がアメリカじゃないみたいですが、日本製も散見されますね。

日本国内ブランドの内羽根ストレートチップ


REGAL


日本で最も有名な革靴ブランド。ガラスレザーを得意とし、アウトレットへの出店も意欲旺盛でサラリーマンの足元を支えている。

スコッチグレイン


ヒロカワ製靴のブランドスコッチグレイン。高い技術のグッドイヤーウェルト製法は勿論、革質では国内ブランドで最も評価が高いようです。

宮城興業


リーガルのOEMなどを手掛けたクラフトメーカー。高い技術力が魅力。

40代が選ぶべき革靴はグッドイヤーウェルト製法

一口に革靴と言ってもたくさんの製法があり、主なモノで以下の4製法が挙げられます。

  • グッドイヤーウェルト製法
  • ノルヴェイジャン製法
  • マッケイ製法
  • セメント製法

セメント製法は接着剤でアッパーとソールを接着している安い革靴に見られる製法で、今回のように良い物を買いたいという目的からは外れます。

この中で注目はグッドイヤーウェルト製法。
製法の詳しい解説は専門サイトにお任せするとして、今回注目したいのはグッドイヤーウェルト製法。

アメリカで発明された製法で、この製法が発明されてからは英国靴もこぞって導入したという製法で、今やオールデンをはじめトリッカーズやチャーチ、国内メーカーのスコッチグレインや宮城興業も全てこのグッドイヤーウェルト製法を得意としています。

またセメント製法では不可能なオールソール交換などもこのグッドイヤーウェルト製法なら可能です。

40代で買いたい革靴の価格帯の話

靴の価格帯は1・3・5・7・10万円で変わると聞いたことがあります。
上記、ラインナップを見ていてもそんな感じですよね。

ざっくりイメージでは数千円のものは合皮セメント製法、1万円以上になると合皮がガラス革とかパテントと呼ばれる表面に樹脂の貼られた革に変わり、2万円ぐらいからはそこにグッドイヤーなどで作られたワンランク上の革靴が出てきて、3万円台手前ぐらいからカーフやキップを使った銀付き革のグッドイヤーウェルト製法の靴、5万円台ぐらいになるとかなり上級ブランドのモデルが選べるようなイメージです。

それで、勿論、良いのが欲しいし、出せるならとにかく一番良いモノが欲しいところですが、使用頻度や懐具合も含め。今回は3万円前後か5万円前後の物を買いたいなぁと考えています。

勿論、少しでもお安く。そして良い物を。

正直、初めての革靴選びみたいなもんですから、もしかしたら将来的にグレードアップしたり、もっと他に欲しい物が見つかったりするかもしれません。
なので、最終的に出すのは3万円~5万円ぐらいには抑えたい所です。

感覚としては5万円の価格帯のものをセールか中古で買うか、3万円のモデルをサラで買うかの2択でしょうか。

40代が選ぶべき革靴の革の話

一口に革靴といっても前述通り、合皮もあればコードバンなど稀少な高級革まで様々です。

いきなり高級な革のモデルまではなかなか手が届きませんが、40代の革靴選び一発目はどうしても銀付き革を選びたい。
ガラスレザーは本来の革の表面を削って樹脂などでコーティングされており、丈夫さや革の風合いに欠けるとされています。

勿論、メリットもあってサンダースやチャーチなんかはポリッシュレザーなどコーティングされたモデルをウリにしているブランドもあるようです。リーガルもガラスレザーで有名です。

コーティングされたレザーは手入れがとても簡単なのですが、その分、シュークリームなどが革に入りにくく、靴磨きを楽しめないとされています。

今回は出来れば一生モノにしたいという思いがある事と、「靴磨き」がしたいので、もう今回は絶対に銀付き革の革靴を選ぼうと思っています。

40代で選びたい革靴のまとめ

以上の事から以下のポイントを満たす革靴を買いたいと思っています。

  1. 内羽根ストレートチップ
  2. イギリスかアメリカか日本のブランドの革靴
  3. グッドイヤーウェルト製法の革靴
  4. 銀付き革を使った革靴
  5. 価格帯は3~5万円ぐらいが希望
個人的にはオールデンやトリッカーズが夢ですが、手の届きそうなところではスコッチグレインかサンダース、宮城興業かなぁとか思っていて、一般的に初めての革靴としてはスコッチグレインがオススメと紹介されているところが多いように感じます。

またスコッチグレインは僕の住む滋賀県でも大津市の西武大津にスコッチグレイの直営店があるようです。でもなんか歴史とかは宮城興業が好み(笑)
そんなところもポイントですよね。

さて次回はいよいよ革靴を買う!!

・・・・のか??

40歳が持っておくべき革靴の話

つづく。