まずはピンホールや生地の薄くなっている箇所の補強を中心に地味なところを先にやって、ようやく太腿の部分に手を付け始めました。
平置きしているとまだ穿けそうに見えるんですが、これ、手に持ってみるともう凄いです。
ただのボロい布(笑)
買った当時はジーパンのタタキをやり始めたばかりで、これを一生懸命叩いて穿けるようにしようと思っていたのですが、とても出来そうにない事に気付いたので、方針転換。
藍染めの古布を使ったパッチワーク気味のリペアを施すことにしました。
ちょうど滋賀県日野町のひな祭り紀行に行った時にたまたま見つけた小道具・骨董のお店でええ感じの古布を買っていたので、今回はこれを使います!
右膝から右太ももにかけての大きなダメージ部分をこれで一気に塞ぎます。
今回は、古布を使って昔の人が野良着でやったようなリペアを入れていきたいので、手縫い。
嫁さんが横で見ていて「ミシン使ったらよいのに」とかセンスのない事を言っていましたが、とにかく今回は手縫いなのです。
一辺を縫い始めたところ。
やり始めてわかったけど、手縫い超大変;;
すごーく時間かかりながら
こんな感じに縫い付けましたよ。
ただ、裏返すと、ダメージのあるところとかはそのまま。
なので、穴の開いてる部分には接着芯で補強を入れます。
ちなみにその下のデニム生地が貼ってあるところは元から入っていた超へったくそなリペア痕。
こんなリペアしてるからボロボロなんねん!!
なので、ここをカット。
そしてここにも接着芯を貼っつけて。
このままだと裏側はアイロン接着しただけで、その内剥がれてきちゃったりするので、これを更に補強する必要があります。
普通ならまあ、タタキを入れたりするんですけど、今回は手縫いなので、刺し子を入れていきます。
ほんまはもっと短いピッチで縫っていくと補強も強くなって見た目も良さそうなんですけど、なんせリペア箇所が多すぎなので、今回はこれで。
気に入らなかったらまたやり直せばいいし。
これでも一列15分ぐらい掛かっちゃいます。
なんせ、縫う時に上から針刺して、ズボンの中に手に入れて針を受けて、今度は中から針を刺して、と普通の平面の布を縫う倍から時間かかります。
そんなこんなで悪戦苦闘しながら、ここまで完成。
刺し子の開いている真ん中部分はここに更に生地を貼る予定なので、後回しに。
ちなみに接着芯は裏から見るとこんな感じ。
補強としては十分ではないですが、まあ大丈夫でしょう。
剥がれてきたらまた考えます。
てなわけで、1000円ヴィンテージジーンズの現在地はこんな感じ。
ちょっと形が見えてきて嬉しいです。
ちなみに過去のこの1000円ジーンズのリペアはこちら。
1000円で買った501 66前期のリペアスタート!
インディゴのリバースウィーブの注意点やらBBQやらデニムリペアやら三連休の出来事。
デニムリペア&カスタムに参考にしているいかついデニムを作る4ブランド
びわ湖バレイがお休みだったのでジーパン直してました。
果たして完成はいつになるやら。。。
おわり。