2010年の2月7日に正式公開したんですけど、6日に人知れずオープンしていたので、まあ6日から7日にかけてが正式な10周年です。
10年前を振り返れば僕自身、古着業界にそれほど顔が効くわけでもなく、ほとんどゼロからのスタートでした。
想いはただ一つ。
古着業界を盛り上げる。
古着屋さんが当時、めっちゃ減って行っている時代で、ファッション誌に古着屋が取り上げられることもほとんどない低迷期でした。
なんせあのカジカジすら誌面に古着屋さんが載るのは夏の古着屋特集の時だけ。
お兄系、ギャル男系が勢いがあった時代で、カジカジにすらそういったお店が掲載されていました。
スナップは古着着てる人達ばっかでしたけど、まあ古着屋界隈がお金にならなかったということだと思うんで仕方ないですよね。
で、とにかく古着屋さんが閉店していく現象をストップさせようと思ったのがキッカケでした。
ネットではブログが人気を獲得し、古着屋さん達はブログで格好いい発信をしていました。
そのブログをキーに、古着屋さんの情報サイトを作ろう、古着屋さんが情報を発信する場を提供しよう、と考えサイト作成に着手し公開したのが2010年2月6日。
大阪の古着業界の皆さんは僕のような存在にかなり抵抗あるんじゃないかな、と思ってスタートしたのですが、
まさかの皆さん柔軟で人間がデカくて一瞬で受け入れて頂き、F-STREETは見事なスタートダッシュを決めました。
そこから10年。
あっという間でした。
本当に。
その間、大阪(京都)古着祭を10回やりましたが、ほんまに10回もやったかいな?という気持ち。
スタートから3年はもっちという大学生が手伝ってくれていて、まあ2人体制でやっていたのですが、その後はほぼ1人でやっています。
スポット的にお手伝いを名乗り出てくれる方はいるのですが、僕らが裏でやっている超地道な作業はとても途中から入って頂いてやれるものでもなかったようで、なかなか難しいものがありました。
ただ、その代わり、今はいろんな方が協力して下さるので、なにげに今が一番やりやすいとも思います。
以前は大阪古着祭やるってなったら各お店を回ってお願いして回るという作業をしていたのですが、今はそのほとんどを募集記事の投稿や、ライン、メールで完結出来ています。
こうした周囲のご協力もあって、ありがたくも10年続けて来ることが出来ました。
まだまだこの先の10年、ネクスト10年を今から作り上げる意欲で頑張っていきたいと思っています。
大阪古着祭も第20回とか言う頃になれば古着業界もエグイ事になっていることでしょう。
これからも皆様、どうかよろしくお願いします。