2014年3月14日金曜日

ノーラン・ライアンのグラス

サルベージに、なぜかこんなものが。


おいっ!ノーラン・ライアンやんけ!

とテンション上がってたのは僕だけでみんな冷静に、
「凄い人なんすかぁ?」
とか、小谷は
「まだケンジさん来てくれないんですよ。あ、お客さんは他にもいたって書いといてくださいよ!」
と、しつこく言っていました。

ノーラン・ライアン、哺乳類で最初に100マイルに到達した誰もが認める霊長類史上最強の投手で、ノーラン・ライアンがいなければ、山本昌がこんなに現役を続けられることも、ダルビッシュがこんな凄い投手になることもなかったのかもしれない、そんな超絶偉大な投手です。

ノーヒッターになること7回、通算奪三振は人類史上ダントツの5714奪三振。2位のランディー・ジョンソンが4800ちょいですから、いかに偉大な記録かがわかります。
そのシーズンの最も偉大な投手に送られるサイ・ヤング賞に至っては0回!
ん?
0回?

ノーラン・ライアン、サイ・ヤング賞取ってへんやん!っていう驚きで朝からテンションが高いほど、偉大な投手です。

ノーラン・ライアンが作り上げたピッチャーズバイブルは、あほの投手以外は全員読んでるんじゃないかというほど偉大なバイブルで、このピッチャーズバイブルがなければ、世界の投手の平均引退年齢は5年ぐらい早かったんちゃうかな?ってぐらい凄いバイブルです。


裏面には通算成績が。

324勝は日本では金田正一の400勝や米田哲也の350勝があるので、印象ほど多くないですが、投球回や奪三振を見てもわかる通り、カネやんは勝ち投手の権利の発生する場面になったら、
「ワシが投げる」
と出て行って、勝ち星乞食をやっていたという逸話があったり、米田が投げて張本がピッチャー前にバントして米田がもたつき内野安打→牽制でアウト、なんて、お互いの打率、安打記録、投手成績を思いやりあってたなんて伝説も漏れ聞こえ、それらが本当の話かどうかは定かではありませんが、その数々の成績は野球がもっともっと雑だった時の話で、野村克也が出現し、作り上げてきた成熟した現代野球においては、山田久志の284勝か鈴木啓示の317勝あたりが最高です。
個人的に鈴木啓示を現代野球での記録というのは納得いかない所もあるのですが、まあ最後の300勝投手でライアンと、同世代なので。

たまに張本やカネやん、土橋正幸みたいな「昔の野球の方が凄かった。」「わしは180キロは投げた」なんて話は嘘で、画像解析によるとカネやんでせいぜい140キロ代後半です。

そんな現代野球において、324勝、ノーヒッター7回、5000奪三振。
46歳で151キロ。

生ける伝説ノーラン・ライアンのグラスがなぜかサルベージに。

勿論、お買い上げしました。


サイン入り。

大事に残してたら価値上がるんちゃうかな。

おわり。