2014年5月6日火曜日

キークロことKEY CLOTHINGに行ってきた。

※KEY CLOTHINGは2018年現在、堀江に移転されています。➡KEY(堀江)|F-STREET


このGW、3店連続で古着屋さん(Rice Bowl,DANAE,SHOP band)が立ち上がった中崎町のレトロビル「サクラビル」。

ここの「ウチには全然来てくれませんやん」でお馴染みのサクラビルの大エース「キークロ」ことKEY CLOTHINGに行ってきました。


サクラビルの2Fの1番手前のテナントなので、サクラビルに行けば絶対に目に入るこの理想的な立地条件に、昔のアメ村にあった無国籍百貨というWE GO,カカヴァカといった大物古着屋を生み出した名物ビルを思い出させるようなポップな入り口でサクラビルに訪れたお客さんの視線を独り占めです。

さすが大阪の古着業界きっての戦略家の鍵ちゃん。
パッと見た感じはそんな一面を感じさせませんが、サクラビルのお客さんの層やスタイルに合わせ、取り扱い商品のアイテム、メンズ:レディース比やお店のスタイル、販売の女の子達、自身のスタイルなどを戦略的に自在に変化させ、大阪の古着業界でも際立ったプロデュース力を見せる古着屋オーナーです。


店内はレディースメンズ比7:3でレディースが多い感じでしょうか。

神戸のヤング衣料店や豊崎のREISSUEでキャリアを積んだ正統派の系譜を受け継ぎ、アメカジをベースとした正統古着のお店なのですが際立つのはそのポップなイメージ。



色使いの良いアイテムが多く、店内什器とトータルでコーディネートされており、古着の持つ今モノのお店では表現しにくいカラフルで楽しい空気を演出されています。


レディースアイテムは可愛い系のアイテムが多く、パッチワークスカートにその右上のバーガーキングのTシャツなど、この写真一枚の中にも無数のカラーが出てくるように、カラフルでポップなアイテムが揃います。


いずれも古着的価値もしっかりあるU.S.Aメイドの服が並び、「可愛いから」だけではセレクトされていない価値のある服が並んでいるのが特筆すべき点で、そのアイテム達でこのような空間を作り上げるアイテムピックと商品の見せ方が特に若い層の古着女子の心を一気に掴んでいるキークロのパワーですね。


また実のお母さんが全商品、ブラック企業も真っ青のこき使われっぷりにも関わらず「ゆきひろの為に」と丹精こめて洗濯からアイロン掛けまで仕上げられており、非常に丁寧に扱われた商品の状態の良さも特徴です。


ポップさの象徴、星条旗柄のアイテムがよく目立ち、確か鍵ちゃんは星条旗柄のアイテムが好きとか前に言ってた気がします。


メンズアイテムは正しくアメカジ。
KEYを中心としたワーク系のアイテムやスウェット、Tシャツ、スニーカーといったスポーツモノがセレクトされている印象です。


このようなアイテムがレディース中心の店内で異質さを醸し出さないところが、レディースアイテムにもアイテムパワーのある商品がセレクトされている証拠ですね。


チャンピオンの至宝、スウェットの王様リヴァースウィーブを中心としたスウェット類のセレクトからもパッと見た印象だけでは伝わらない商品セレクトの確かさが光ります。


スニーカーのセレクトにも色使いの良さが目立つアイテムが多く揃っています。
まさにスニーカーの魅力ですね。


デニムも勿論、しっかり取り扱われています。


オープン時に比べて見た目でも明らかに倍増近く商品量が増えている印象で、1室づつの大きさはそれほど大きくないテナントのサクラビルで、よくもこれほど紹介させるなぁ、と。

紹介するのにも一苦労です 笑


そんな戦略家の鍵ちゃんが最も苦戦しているのが若い女の子のお客さんとのやり取り。

写真は、凄く若い女の子のお客さんとの距離を少しでも縮めようと、お客さんのTwitterをストーカーの如くリサーチし、「あの時○○してたやろ?」「○○ちゃんと遊んでたよね!」「昨日は○○にいたやろ?」とか前のめりでお客さんに話し掛ける鍵ちゃん。


そして、リサーチが過ぎて気持ち悪がられてしまい後ずさりする鍵ちゃん 笑

ファッション的なアプローチでは非常に巧みに古着女子に入り込む鍵ちゃんも、女心には疎い様子。

しかしながら、先日はBAR CHOKEでがっつり合コンしてましたし、女心の勉強も欠かさない姿勢が素晴らしいですね。

そんな女心鷲掴みのキークロの店舗詳細は古着屋情報サイトF-STREETの下記ページでどうぞ。