ファッションで言えばここ10年以上は黒ってあまり着てなかったなぁと思います。
まあそもそもヴィンテージアイテムに黒の物が極めて少ないのが一番大きいのですが、もう一つは若いころの体験が原因かなぁと思っています。
僕のファッション歴に数年、空白の期間がありまして。
元々、90年代のヴィンテージブーム、ハイテクスニーカーブーム、そこからレプリカジーンズブーム、裏原ブームと、今思えば絵に描いたように流行に引っ張られてきた自分のファッションの経歴なのですが、その後、23歳ぐらいからかなぁ、サッパリとファッションから興味をなくした瞬間があります。
5年ぐらいでしょうか。
その5年後に古着屋BIGMANとTHRIFTYにフラッと立ち寄ったことから、古着の道に戻って来るのですが、その5年間、なんか自分に自信がなかったんですよね。
自分に、というか、自分の見た目に、かな。
今はそれを個性だと思って、むしろ武器にしているような気がしますが、当時はなんかネガティブで
「俺なんか何着たってオシャレになるわけがない」
とか
「オシャレしてもブサイクだけはどうしようもない」
とか、そんな風に思っていたと思います。
それで、なんか派手な色とか着られなくなってしまって、黒とグレーと茶色の服しか着ていませんでした。
しかもそのほとんどが黒。
そんな経験があって、その後、古着が好きになってからは古着業界のモンスターたちが
「なんでも着たらええんすよ」
とか
「着てみたら意外と似合ったりするもんですよ」
とかいうもんだから、すっかりそそのかされて、今では何色でもドンと来いなわけですが、逆にその反動で、なんとなく黒をあまり着ないようにもなっていたかなと思います。
そんなのも10年経てばね、なんか、こうして思い出しながら書くことでもしなきゃ忘れているわけで、最近、黒って格好良くね?と思っています。
昨年は目に見えて黒の物を買っているし着ている。
全身真っ黒の時もある。
最近の黒を集めてみると、サタンアルバイトのアウターだったり
ボーリングシャツだったり、
スニーカーだったり、
ジムサックも、
それに合わせたナイロンジャケットも、
となると、必然、パンツも、
やたらと黒着てるかも。
2年半前から頑張っているボクシングする時でも黒。
ドツかれ初め。
— K編集長📷古着屋情報サイトF-STREET (@kzm_fst) January 6, 2021
F.C.REAL BRISTOL×NIKE
NIKEのショーツ
TIGORA×BEAMS DESIGNレギンス
NIKEの靴
という出で立ち。 pic.twitter.com/rLPJZpTYIu
ここまで急激に来るもんかねぇと思うぐらい黒いアイテムに惹かれております。
黒に興味が行きだすとね、今度はその黒に合う色を探し出して、これがまた楽しい。
というか、そもそも、元から差し色てきなのがファッション的にものすごくすきで、差し色を最も際立たせるのは黒でしょ、というのもある。
黒ええっすよね。
あんなに忌み嫌っていた黒×オレンジのジャイアンツカラーも気にしなくなっている。
ぶっちゃけ黒×オレンジ、メサクソ格好いい。
黒の時代ですなー。
おわり。